川地塾九州北2-2 コース取り | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ


台風は夜から朝にかけて、

九州の西の海上を通過し、朝鮮半島方面へ向かった。

といっても、速度が遅く、九州の直ぐ北西に居るので、

まだまだ風が強い。


飛んで飛べないことはないが、大きなリスクを

おかしてまで、飛ばなければならない理由は無い。



それよりも、次回、大観峰でXCができるように、

コースの下見とランディング(着陸)予定地の

見学に行こうという提案が、塾生から出た。


非常に前向きで、嬉しい話だ。


私から、「・・・しましょう!」 と提示するのではなく、

自発的に目的を設定し、行動を起こすということが

上達にとって何よりも大事なことだからだ。


私があれをしなさいとか、これをすると良いと

言っている内は、なかなか身に付かない。

“ 自発性 ” が、上達には不可欠なのだ。


勿論、下見に出かけた。

コースが限られている事、距離はそれ程長く無い事から、

2時間程ドライブをして、大観峰に戻ってきた。


直ぐ隣りの南東面にテイクオフがある兜岩で

飛べそうだという情報が入ったので、そちらへ移動した。


まだ強かったが、弱まりつつあったので、

昨日のテーマの見本を見せて、

皆で続きのグラハンをした。



15時頃からようやくフライトを開始して、

18時頃まで飛んだ。


フライト中は、主に 『 コース取り 』 を教えた。

なぜなら、風が強いということで、

発想が萎縮してしまい、テイクオフ前の狭い空域を

ただウロウロしているだけだからだ。



吹き抜けに気をつけて、ラインを読めるようになれば、

行動範囲が飛躍的に広がる事を実演してみせた。


まだ飛べたが、日没が近付いた事と

怪しい雲が近付いたので降ろした。



明日は、倉岳が良さそうなので、

夜の内に移動する事になった。


途中、夕食のために寄ったインド料理店では、

カレーがとても美味しかった。

日本人向けに辛さを抑えている様だった。