腱鞘炎? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->宝島> くもり

ショウは、まずまず目覚めがよい。

調子が良くなった証拠だ。

が、逆にふざけて暴れたりする。


幼稚園の頃は、軽かったので気にならなかったが、

ショウの体重は、20kgをゆうに越えて、30kgに迫る。



ここで、問題が発生し始めた。

最近、両手の親指の付け根が痛いのだ。


こでまで、赤ちゃんを抱き上げるように

ショウの両脇の下に手を入れて、持ち上げてきたが、

どうやら、親指の付け根の辺りが、

腱鞘炎になりかけているようだ。


よく考えれば、30kgに近い重りが、

2本の親指にかかるのだから尋常ではない。

もう、そんな抱き方はできなくなったということだ。


これからも、ショウはますます大きくなり、私は歳を取る。

指に関わらず、腕、肩、そして、腰。

どこまで、できるか? 持ちこたえれるか?


不安は尽きない。



唯一の救いは、介助をしてあげれば、

ショウは自立できる事。

介助してあげれば、部屋中を歩き回る。


そして、何よりも本人が、それを望み、

歩こうとしていることだ。

だから、上達する。

だから、まだ明るい。


パパが足腰立たなくなる前に、

歩けるようになるかな?