<お仕事> のち
いきなり入塾しませんか?というのは、
誰しも及腰になるものだ。
そこで、毎年、この時期に体験会を開催する。
今日は、北関東の体験会である。
だから、塾に興味を持って頂いた方を対象に開催する。
勿論、入ろうと決意して頂いた方もOKだ。
幸い天気予報は午前中は曇り、午後は晴れである。
低く垂れ込めた雲が間違いないことを物語っている。
しかし、受講生の中には落ち着かない方もいる。
どうやら、こんな曇天の時でも、
とりあえず、一本飛んでおこうと思うタイプのようだ。
これは、二つの見方ができる。
<ネガティブな要素>
コンディションを読まず飛んでいるので、
見極める力が身に付かない。
マインドコントロールが出来ていない。
<ポジティブな要素>
厳しい条件下でも上げようと努力するので、
粘り強くなるし、サーマルを探す能力もアップする。
向上心が強く、メキメキと力を付けるタイプ。
そして、
ネガティブな要素も裏を返せば上達のポイントになる。
つまり、直ぐに飛ばないように待ったをかける事で、
これらを克服し、プラスにできるのだ。
コンディションが好転する兆しが見え始めたので、
全員に上がってもらった。川地は、飛びを観察するために、
ランディング(着陸)場で待機することにした。
テイクオフ(離陸)場が非常に混雑していたらしく、
お客様が飛び出したのは、ランディング場を出発してから
2時間以上が経過していた。
コンディションは、既に終わりを告げており、
心配した通り、ブッ飛びで終えた。
表情には悔しさがにじみ出ていた。
今回参加者の方々は、テイクオフを送らした理由を
この体験会で理解して頂けただろうか?
心配だ! (ーー;)ゞ