東日本XCキャンプ2-2 狙え八郷一周 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ ところにより くもり

先日とは違い、朝から快晴だ。

塾生のテンションも高い。

風は、北風がメイン。


朝のミーティングでは、西に飛んで行き、

あわよくば戻って来ようというプランを立てた。

コンディションは、それを可能にする程良くなった。

前日同様、2500m以上まで上がり、

北風もそれ程強くない。


塾生の大半は、トップアウトに成功し、

筑波山に集結する事ができた。

準備が遅く、テイクオフ(離陸)が遅れて、

間に合わなかった人も居たが・・・。 (^^ゞ



ここで、

“ 八郷一周 ” をしたいという意見が、大勢を占めた。

まあ、皆がそう言うなら、XCに出なくても構わない。


“ 八郷一周 ” を達成したとなれば、

この界隈を飛ぶ者なら誰もが憧れるステイタスを

手に入れることになる。


しかし、それは容易な事でない。そもそも、

今日の風の予報からすれば、周回方向が逆である。

空中での人間な安易な欲求を、果たして、

自然は許し、実現させてくれるだろうか?



その不安は的中した。

中盤の山場である竜神山で、北東風が強くなり、

断念せざるを得なくなった。


一周に拘ったある者は、降りてしまい。

引き返した者も、ランディング(着陸)場で、

降りれなくて怖い目にあったそうだ。



それでも、前日に引き続き、

充分なトレーニングが出来た一日となった。

XCキャンプは、大成功だったと言える。