南関東川地塾09-1 夏の様なコンディション | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり 時々 晴れ

前日は快晴でお昼過ぎ頃から飛べたらしい。

が、風が怪しかったらしい。

塾生との多数決で、中止にして正解だった。


前夜、そして朝の天気予報では、

雲底高度は、なんと、2800mになっていた?

どうも、眉唾物だ。


さて、現実。

エリアは雲が多い。しかも、雲底が低い、異常に・・・。

まるで夏の朝霧を見ているようだ。


2800mの予報に合わせて、

ゴージャスな “ 松 ” 周遊コースを妄想して臨んだが、

直ぐに “ 梅 ” にする決断をした。



午前中は何とか稜線を確認できる高度だった雲底が、

正午頃には、すっかり隠してしまった。


こうなってくると、必然的に前山は大混雑!!

超危険空域へと変貌する。

川地は南尾根に谷渡りをするように塾生に伝えた。


すると、

今度は、南尾根までが前山の如く混み始めた。

川地は、更に田貫湖の尾根にも渡るように指示を出した。

とにかく分散させないと危険だからだ。


そうこうしている最中にも、

大きな空中接触が前山で二回も発生した。


雲は多く、雲底も低かったのが、

意外に上昇風は多く、天子まで行けた。

フライトは出来たが、

塾としては実りの多いフライトとは言えない一日となった。