南関東川地塾07-1  | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ のち くもり 時々 雪の結晶

天気図を見ると、かなり強力な冬型気圧配置。

しかし、川地は、本州の中央付近にある

“ 等圧線のくぼみ ” に注目していた。


そこに、弱い高気圧帯が存在する事を意味している。

つまり、そこだけ北西風が弱まるのだ。

と言っても、0m/sになるわけではない。

非常に危ういコンディションの中で、

フライトが可能になると言う事だ。



実際にフライトが出来た。

こういう時は、エリアには北東風が入る。

午後に、寒気の本体が来ると思われるので、

その前にフライトしてしまう事にした。


塾生には出来るだけ早くテイクオフするように指示を出し、

空に怪しい兆候が現れたら、避難勧告を出すと伝えた。



コンディションはバンバンになった。

最高到達高度は2400m以上で、

大倉ダムや世界地図に行く事ができた。

(これは、普通のコース 『 スキルアップ・コース 』 です。)


塾生に安全のために義務付けた、

「 定期的に居場所を伝える 」 事も随分できるようになった。

これは、大きな進歩だ。精神的な余裕ができたという事だ。


各パイロットの安否を確認するという意味だけに留まらず、

精神的な余裕の大きさを表している。

余裕の無い方は、5~6回ぐらい呼びかけて、

やっと1回返事をする事などざらである。


まして、自発的に報告するように言っても、

梨のつぶての方が、非常に多い。

そういう意味で、話す事ができるというのは、

大きな進歩である。



気付いた事といえば、

パイロットの 『 空間認知能力 』 が弱いと言う事だ。


目の前でセンターリングをして、

サーマルの場所を教えているのに、

見当違いの方向に行ってしまう。


勿論、トレーニング次第で強くする事ができる。

今後の塾生の頑張りに期待したい。




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