冬の南関東川地塾 体験会02 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

今日もスッキリ晴れ渡って、風向きも悪くない。

昨日のフライトで自信をつけたのか?

塾生の目も輝いている。


しかし、朝のミーティングでは昨日と逆のことを言った。

今日は、忍耐のフライトが要求されます。

昨日の負組が有利となるコンディションになるでしょう。



予告通り、今日は上がらなかった。

昨日はあれ程簡単にトップアウトできたのに、

今日は、テイクオフ(離陸)場から

僅か100m上昇するだけで、四苦八苦だ。


かといって、

そこそこの実力があれば降りてしまうわけでもないので、

前山はグライダーが溜まって、大混雑状態になった。


朝のミーティングでは、塾生にもう一つ注意事項を与えた。

それは、 “ 接触事故 ” に気を付ける事だ。今日の危険は、

“ 自然 ” ではなくて “ 人 ” であると伝えた。



そして、これも予告通り、接触事故が

起きては欲しくないのに、起こってしまった。

パイロットは塾生ではなかったが、私の知人で、

大怪我をして、入院する羽目になった。


スタッフが事故の対処をしている間は、

人手が足りなくなってしまうので、

足りなくなったスタッフの分を川地がフォローした。



既に飛んでいた塾生の内、抜け出せたのは僅かに2名。

全体で見ても20名は居ないだろう。

それ程の激戦だったのだ。


そして、勝組になった一人は、

昨日、唯一の一人負組になってしまったパイロットだった。

これも、予測通りとなった。


ここで、少しだけ塾の宣伝をすると、

実は昨日ぶっ飛んだその方を “ タンデム川地塾 ” したのだ。

2時間以上という約束付きのタンデムしながら、

旋回方法や目の付け所、コース取りなどを教えたのだ。


その方が驚いていたのは、旋回半径の小ささだった。

タンデム機なのに、自分の旋回より小さいと驚いていた。

その甲斐あって、今日の旋回はとても小さく、

他のグライダーを尻目に抜けていく事に成功したのだ。



明日は、天候が悪く、フライト確立は良くて30%!

多分昼から雨だろうと言う事で、体験会は本日で終了した。

殆どの方が、入塾してくださったので、

冬の朝霧は賑やかになるだろう!!  (^_^)v