九州南川地塾03-3 飛びまくり | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

昨晩は、少しだけ雨が降ったようだ。

それは、弱い気圧の谷が通過した事を意味している。

つまり、空気が入れ替わったのだ。

昨日より、コンディションが良くなりそうだ。


今日は、月曜日だがスクール生がとても多い。

それに、塾生がプラスされたので、

まるで、週末のような賑やかさだ。



今日は9時に集合してから、テイクオフ(離陸)場に上がった。

夜中、風が弱かった割には、接地逆転層が形成されていない。

これは、ひょっとするとひょっとするかも?


今日は、テーマ 『 大きいサーマル・小さいサーマル 』 の

トレーニングをするのに適したコンディションになるだろうと伝えた。

もう一度、自分のトレーニング・テーマを確認してから、

フライトするように言った。



やはり、思った通りのコンディションになった。

最初こそ、シブシブだったが、

11時を回る頃には、一気にブレイクした。


標高1500mの雲底まで一気に掛け上がる事が出来た。

この時、不運にも上げきれず2人が降りてしまった。


ハッキリ言って、今日はとても難しい題材だった。

テイクオフ(離陸)してすぐの所に、小さなサーマルがあり、

不効率でも良いからバンク角を付けて回さなければ上がらない。

ほんの100mでも上昇すれば楽になるのだが・・・。



今日は、トータル50km以上は飛んだ人が居た。

5時間以上飛んだ人もいた。

とにかく、今日は年に数回しかない 『 ビッグウェーブ 』 の日だった。



本当なら、最後に閉めの挨拶と今年一年のお礼を言って

お別れしたいところだったが、バスの時間が迫っていて、

言う事が出来なかった。とても、残念で心残りだ。


福岡空港には問題なく到着し、飛行機に乗り込めた。

予定通りに、帰宅する事が出来た。



因みに、行きに搭乗できなかった飛行機の代金は、

半額を返金してもらえることを知った。

それでも、定価の航空チケットに対して、

焼け石に水だが・・・。  (ーー;)ゞ