北関東川地塾04-1 みちゃくちゃ良い天気 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり 時々 晴れ

天気予報はハッキリ言って、悪かった。

気圧配置や風の流れ、台風のポジション、

それらを考慮すると、天気は良いはずと思っていた。


実際にエリアに着くと、それは確実なものになった。

簡単にミーティングをした後に、

直ぐにテイクオフ(離陸)場に上がるように塾生に指示した。


最初こそ、渋くてなかなか上がらなかったが、

時間と共に到達高度が高くなり

標高1000mまでは上がるコンディションになった。

(夏なので、雲底は高くはない)


トレーニングは充分できる環境だった。

しかし、塾生の多くは飛ぶ前に決めた

自分の 『 テーマ,目的 』 を忘れて飛んでしまう。



例えば、

今日の様なそれ程強い上昇気流が発生しないコンディションでは、

バンク角を最小限に留め、丁寧な操作を心掛けるべきである。

しかし、いつも、小さくグイグイ旋回させている方は、

相変わらず、バンク角を目一杯、グイグイやっている・・・。


例えば、

空中で余裕のない方のために、安全面という観点からも、

一定の短い間隔で連絡を入れるように言ったのだが、

最初の一報があって以降は、30分以上も音信不通だった。


とにかく、直ぐに失念してしまうのには、困ったものだ。

それがなければ、もっともっと早く上達するのに・・・。 (^^ゞ



夜は、食事を持って研修施設に集合した。

施設は単独の一軒家で、宿泊可能。

大型のお風呂が付いて寝具もあるので、夜遅くまで盛り上がった。