もう帰国! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー7日目> 晴れ 所により くもり

早朝、3:00にホテルを出発した。

空港へは2時間、チェックインや諸々の手続き、

万一の事を考えると、けっして早くはない時間だ。


他のヨーロッパ諸国から来ているツアーグループは、

「 帰国する! 」 と言うと、皆一様に驚く。


それはそうだろう。

同じヨーロッパに住む彼らですら、最低でも2週間は滞在する。

まして、東の果てから遠路はるばる、20時間もかけてやってきて、

たったの1週間しか滞在しないのだから。


しかし、それが “ ニッポン ” なのだ。

川地も数多くの海外遠征を経験してきたが、

2週間以上滞在して、初めてその国の事がなんとなく分かってくる。

一週間では、さわり程度しか分からない。実に残念だ。



しかし、刹那だからこそ、また来たいと思うのも確かだ。

そして、そう思って頂けるよう、良い思い出が出来るよう、

川地も心掛けている。



空港のチェックインで、超過料金を取られそうになったが、

大勢のグループだったので、見逃してもらえた。


忠告しておこう!

日本を出る時より、帰国する時の方がチェックインは厳しい。

特に、最近は! 油断しないでくださいネ。