南関東のんびり川地塾01-1 ありえないコンディション!? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<仕事> 晴れ

上空に寒気が入り、北西のち南という風の予想。

弱い西高東低、まるで、冬のような気圧配置。

となれば、朝霧のコンディションはバンバンの可能性が・・・?


エリアに到着すると、快晴で北風。それもかなり強い。

本当に冬の朝霧のようだ!?

違うのは気温だけ。


なかなか北風が止まないので、

ゆっくりと塾生に話をすることができた。

で、10:00頃から風が変わり始めたので、

早速エリアに移動開始。



で、飛んでみると上がる上がる。2500mまで。

本当は、もっと上がったが、遊んでいる場合ではない。

この日の最高は2800mだったらしい。


が、ここで問題発生。

塾生が着いて来れない。

もともと、この “ のんびりコース ” に参加されるような方々は、

穏やかな日に、悠然と飛ばれるパイロットである。


それが、

冬の朝霧のようなバンバンの状況で、

グイグイと旋回させて飛ぶことに慣れていないのは当たり前だ。



前山で、わざわざ高度を下げ、

「 ここですよ!」 と言って回して、上げていくが、

その旋回に入ってくる事ができないようだ。


まるで、ハレー彗星の様に近付いてきては、

「 さようなら~! 」 と離れていく。

これでは、“ 強くて小さいサーマル ” で上げれるはずがない。


とにかく、根気良く誘導を続け、前山で高度を稼がせた後、

西富士にに連れていくという事を繰り返した。

やっと半数以上が、西富士に辿り着いたので、

今度は、天子に向かった。

でも到達できたのは、僅かに2人だった。



それでも、多くのパイロットは、2時間以上を飛び続け、

各自が立てたトレーニングメニューに取り組むことができた。

勿論、それだけ長い間飛べれば、

皆さんが格段に上達したのは当然である。

(本人が自覚しているかは別だが! (~_~;) )



夜部はいつものように盛り上がったが、

皆さん長時間フライトに疲れていたので、早めにお開きになった。