翔様のおなり | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> くもり

朝、保育園に到着し、部屋に近づくと、クラスメイト達が、

「 先生!ショウくん来たよ! 」 と、大きな声で叫んで、

先生達に伝えてくれる。


更に、女の子の誰かが迎えに来て、

荷物やハンドタオル,テーブルなどの準備をしてくれる。

今日は、SちゃんとYちゃんの二人がお世話に来た。


先週末の運動会の時などは、

Sちゃんが、わざわざワイフの所に来て、

「 ショウくんて、かわいいね! 」 と言ったそうだ。

(ついに、お姑の機嫌を取る作戦に出たか!!)


それにしても、翔が女の子達にちやほやされるのが、不思議だ。

まるで、時代劇で将軍様がお出ましになる時のようだ。

以前はこんなに皆が構ってくれるのに、そっけなかったが、

最近は、少し反応を示す。見違えるようだ。


普通の人には、そっけないように見えるかもしれないが、

よく見ると、ちゃんと誰が側にいるか見ているし

クラスメイトが話している内容をよく聞いていて、

面白いことを言うと笑う。



お昼ごはんは相変わらず、残しているが、

ひところよりは、食べる量が増えてきた。

先生には本当に苦労をかけて申し訳ない。 (~_~;)