ワンワンだよ! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ のち くもり

朝、 「 今日も寒いね・・・ 」 , 「 保育園へ行くよ! 」 などと、

独り言の様に翔に話しかけながら、(勿論、翔から回答は無い)

駐車場に行くと、犬を散歩させている人に会った。


「 ワンワンだよ! 」 と言うと、翔は犬を見て、

横を通り過ぎて行くのを目で追った。


何でもない、一コマだが、とても感動的な瞬間だった。

なぜなら、動物を殆ど気にしないで、無視する翔が、興味を持ったから。

そして、なにより、 『 ワンワン 』 が何なのか,意味が通じたからだ。


うちのマンションは動物を飼っても良い事になっているので、

犬を連れた人にはよく会うが、吼えたりしない限り、

「 ワンワンだよ! 」 と言っても、見向きもしないのが普通だ。

しかし、今日は違ったのだ。


「 そう、ワンワンだね! 」 ともう一度言うと、

パパの方へ向き直り、とても嬉しそうな顔をした。

この笑みの本当の意味は分からない。

数十秒間、何か言っていたが意味は分からない。

しかし、確実に 『 犬 』 につてい何か言っていたのだ。



そんなささやかな感動の後、いつも通り、翔を保育園へ送り届けた。

翔は、いつもの様に元気で一日を過ごしたようだ。


昼食の時は、先生がご飯を食べると怒るらしい。

「 先生、食べてないで、ボクにご飯をくれよ!! 」 と

いったような感じだろう。(食べさせてもらっているのに・・・・。(ーー;) )


家で夕食を食べている時にもよくある。

翔が、お口をモグモグさせている最中に、

「 今だ!チャンス! 」 とばかりに、パパも食べていると、

パパの腕に手を掛けて引っ張るのだ。

「 パパ、食べてないで、ボクにご飯をくれよ!! 」 と。


Σ(o~∀~ || ;)ヘ ヾ(▼ヘ▼;)




にほんブログ村 子育てブログへ

ブログ・ランキングに登録してみました。

読んだ方は上のボタンをクリックしてください。