早くしてよ!! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ

久しぶりに良い天気だ。

湿りがちだった布団を干して、窓も全開だ。

翔も元気が良い! が、ビデオを見せてもらえないので、不機嫌。


お昼はクラムチャウダーだったので、パクパク食べ、お替りもしたそうだ。

勿論、ご飯は全部食べた。

で、お昼に食べ過ぎたのか?おやつは少ししか食べなかったそうだ。



帰宅するとさっさとビデオに突進。

ビデオテープを入れ忘れていたら、怒っていた。

「パパ! しまじろうをどこにやったの? 無いよ!!」

言葉を話せたら、きっとそう言ったに違いない。


山積みされたビデオテープの中から、どれにしようか悩んでいると、

パパの膝の上にチョコンと手を乗せて、揺らす動作をした。

「どれでも良いから、早くしてよ!」

翔の目はそう訴えていた。



更に、食事の時のことだ。

準備ができたので、翔の玩具を片付けていた。

涎で玩具がベトベトなので、ティッシュで拭き取っていた。

すると、川地の背後で補助椅子に座って居た翔が、

突然、私の服の後を掴んで引っ張ったのだ。

それは、明らかに 「 早くご飯にしようよ!! 」 という

翔の意思表示の表れだった。


 ((■)) ヽΣ(=°ω°=;ノ) ((o(-゛-;)



「 ハイハイ、分かったよ! ご飯にしよう!! 」

と言うと、翔は満面の笑みを見せた。 o(〃^▽^〃)o