隠された音絵本 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 雨 のち くもり のち 晴れ

天気はだんだん変わったかのようだが、

実際には場所を移動したからと言うのが正解だ。


この時期の朝霧は、夜は涼しくて過ごし易い。

朝は少し肌寒いぐらいだ。

が、自宅マンションの様に、車の騒音に眠りを妨げられることもなく、

翔も我々もぐっすり眠る事が出来た。



翔が目覚めて、朝食を済ませた後、

ショップに行くまでに時間があったので、少し遊んで上げた。

持参していたのは、翔が今一番気に入っている音の出る絵本だ。

キティといっしょにてあそびうた―音でおぼえるおけいこえほん
20曲も歌が入っていて、ON/OFFスイッチ付き(これ意外に重要!!)
ボリューム調整,カラオケモードまで付いている。

とにかく、これさえ与えておけば、一時間は機嫌が良い。

で、ただ遊ばせていては、能がないので、

座布団の下に隠してみた。


ハンカチやタオルは以前にもしたことがあり、

いとも簡単に退けて見せた。

しかし、今日は座布団だ。重さや大きさが違う。

這いずりの姿勢しか取れない翔にとって、

これを退けるのは難題だ。



しばらく悪戦苦闘したが、物の弾みで座布団の下に手が入り、

音絵本に触れることが出来て、ボタンを押す事が出来た。

翔はこれで素早く学んだ。


「 別に座布団を退ける必要はない!! 」

「 要は玩具に触れて、音が出せれば良いのだ 」

「 引きずり出すのも一つの手だ! 」


それなりに知恵の付いた翔がこれを悟るには、

それ程時間を必要としなかったようだ。

ママの仕度が出来たので、イントラハウスを後にした。


音絵本は座布団の下に隠されたままで・・・。

気が付いたのは、帰宅途中のことだった。 σ(^_^;)



なに、仕事は何をしていたのかって?

スカイ朝霧のショップで、年末年始に行く、

『 オーストラリア・ツアー 』 の勧誘をしていました。

その甲斐あって、最低遂行人数に達する見込みです。


ただ、チケットがもう残り僅かで、

取れるかどうか微妙という情報が、夜になって入ってきました。

折角、参加を表明して頂いた方々のためにも、

チケット会社の担当の方に頑張ってもらうしかありません。

取れることを祈ります。