ショウくんのパパ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ

朝、保育園へ行くと、殆どの園児達から

「 ショウくんのパパだ、おはようございます!! 」 と言われる。

翔のことを保育園の中で知らない子供はいない。

だから、必然的に川地のことも覚えたのだろうか?


それにしても、他の子の親にはそういった挨拶は余りしない。

普通に 「 おはようございます! 」 と言う。

翔のパパであることが、何か特別な事なのか?と気になってしまう。


それから、翔の服やオムツを引き出しにしまっていると、

クラスメイトがよく話しかけて来る。

これも、川地だけに限ったことのようだ?

何故だろう? 普通なのかな、川地が知らないだけかな?


そう言えば、先日お誕生日会だったようだ。

翔は、毎年、この時期に病院に入院していたので、

保育園の誕生日会で祝ってもらったことがない。


そう言えば、今年は大きな病気をしていない。

このまま、元気でいてくれれば良い。