悪知恵だけは一人前 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ

翔の知能の発達には、分野によって大きな差がある。


身体は不自由である。


言語に関しては、1歳にも達していないだろう。


しかし、

絵や写真などの認識能力は3歳以上はあるのではないだろうか?

好きな絵本は選べるし、 “ しまじろう ” や “ ポッチー ” など、

キャラクターも識別できて、好き嫌いもはっきりしている。


人見知りは、ハッキリしているし、

大勢の人の雰囲気や特徴も良く覚えていて忘れない。

景色や建物も良く覚えている。


だから言葉が話せない分遅れてはいるが、右脳は人並みに働くのだろう。



ところで、悪知恵というのは、どちらの脳の働きなのだろうか?

パパやママが怒るような事をわざとして、楽しんでいる。


今日はテーブルの上にあったパパの携帯電話を、

テーブルクロスを引っ張って引き寄せ、

それを掴んでゴミ箱に捨てた。


しかも、携帯電話を手に入れて、何か企んでいるところを、

パパが発見して 「 ああっ!! 」 と言っているにも関わらず、

見ている前で、ポイと捨てたのである。


そんなことをすればパパが怒る事は分かっているし、

捨てた後はしてやったりとばかりに、大喜び、大騒ぎだ。

きっとパパの気を引きたいのだろう。


そのくせ、パパが見ていたり、遊んであげようとすると、

必要ないという素振りを見せて、全く連れないのである。



本当に、どこまで賢いのやら???