強風のち爆風 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ワールドカップ 4日目 キャンセル> くもり DASH!

朝から曇りで、時々薄日が射す程度。

サーマルも余り期待出来そうにない。

しかし、雲はそこそこ発達していて、競技はできそうだった。


キャンセルが続いたので、

選手達にはフラストレーションが溜まっている。


普通のパイロットなら風が強いなと思うぐらいに入っているので、

Window Open (ウィンドウ オープン)と共に

選手は次々とテイクオフ(離陸)して行った。


と、同時に風がドンドン強くなり、

川地が出ようとする頃には “ 爆風 ” になって、

テイクオフ近辺は危険な状態になってきた。

テイクオフはクローズになった。


雲底近くまで上がった機体は問題ないようだが、

オーガナイザーは最悪の事態を避けるために、キャンセルを決断した。



お昼前のキャンセルだったので、時間が沢山余ってしまった。

昼食はランチパックがあるので必要ない。

チェコチームは、ラーメン屋と温泉に行きたいと言うので、

行動を起こすことにして、それまではフリーという事にした。


15時からまず温泉に行き、2時間ほど漬かった。

京都方面を旅行中にも入った事があるらしく、

湯船に入ったり、外に出たり、サウナに入ったり、

温泉の楽しみ方を心得ていた。


その後ラーメン屋へ行った。

川地がラーメンの種類を説明して、各々が好みの物を言い、

川地がまとめて注文した。



スーパーで納豆を買ってきて、 「 これは何だ? 」 と言っていた。

どうやら、買ってきた人は面白半分、面白半分で買ってきたようだ。

持込で納豆を食べる事を、店の人に了解を取って、ご飯を注文した。


みんな、臭いでやられて、 「 いらない! 」 と言っていたが、

その中の一人は、先日、回転寿司で納豆巻を食べていたので、

「 お前は、この間美味しいと言って食べていたじゃないか!? 」

というと、びっくりした顔をしていた。



夜は、マックパラ主催のパーティーがあるので、

数名を連れて参加した。


豆腐やチラシ寿司などの他に、たこ焼きや日本酒、

習字教室など、外人にはとても受けていた。

特にカラオケマシーンは、異常な盛り上がりを見せていた。

海外には滅多に無いらしい。