<ワールドカップ 2日目 キャンセル> のち
のち
天気予報では、午後から晴れてくるが、
大気が不安定で雷雨になるらしい。
オーガナイザー(大会主催者)は、
躊躇することなくキャンセルを発表した。
実際に、お昼頃から晴れ間が来てフリーフライトは出来たが、
2時間もしないうちに巨大な積乱雲が発生し、
突風が吹き、 “雹” が降ってきた。
競技をしていなくて正解だ。
川地は?と言えば、チェコチームの要望でショッピングに出かけた。
明日からは競技が出来そうなので、
暇のあるうちにお土産を買いに行きたいらしい。
まずは、ファッションセンター“しまむら”に行った。
ここでは、靴下と下着を調達していた。
別働隊で来ていたロシアチームが衣類が安いと喜んで買っていた。
次に向かったのは、ホームセンターの“ジョイフルホンダ”だ。
お目当ての物はなかったが、特設コーナーで売っていた包丁が
目に留まり、男性陣はどれを買おうか、長い間悩んでいた。
海外では我々が当たり前の様に使っている包丁は余りない。
果物ナイフが引き出しに収まっていれば良いほうだ。
だから、まな板も無い。(レストランにはある)
ヨーロッパの一般家庭では、手の上で野菜をさばくのだ。
そして、鍋やフライパンに放り込む。
男性陣が興味をそそられたのは、料理としての包丁ではなく、
ナイフ(刀)としての包丁だった。
確かに、職人仕上げと書かれた包丁の刃の部分には、
紋が出ていて、怪しい光を放っている。
結局、一番高い包丁(16,000円->8,000円)を買っていた人もいた。
次に向かったのは、100円ショップ “ダイソー” だ。
彼らは既にその存在を知っていて、
「 お土産を買うなら “ダイソー” 」 と決めていたようだ。
主に箸を買っていた。
お土産として買う外国人が多いので、よく見ると、
お土産になりそうな殆どの商品には英語の説明が書かれている。
“商売繁盛(business prosperity)” など、
川地の語学力では通訳不可能だ。“箸置き”や“枡”も買っていた。
次に向かったのは、直ぐ隣にあった“K’s電機”。
ここではたいした物は買わなかった。
最近は“ユーロ高”なので、
日本の商品がよーろっぱで安く売っているらしい。
今から7年前では、1ユーロ=90円の時もあったのだが、
それに比べて現在は1ユーロ=160円である。
つまり、セールでなくても、40%以上ディスカウントしているのと同じだ。
彼らの目には、電化製品はヨーロッパで買った方がお得に映るらしい。
逆に、ヨーロッパツアーを企画する川地は大変だ。
次は、これまた隣にあった “回転寿司” に行った。
マグロやサーモン,ネギトロ巻きが人気だった。
うなぎや納豆巻きにトライした人もいたが、
イカの姿作りや桜海老の軍艦や白魚の軍艦など、
川地の食べている物は、だれもオーダーしなかった。
最後に、作業着などを売っている“ワークマン”へ行った。
彼らが京都や大阪へ行った時に、土木作業員が皆履いていた
膝下の部分が妙に広いズボン “ウッカポッカ” が気に入って、
是非欲しいらしいのだ。
お目当てのズボンが手に入って、皆上機嫌だった。
今晩にある、Gin主催のパーティーに着て行くのだと意気込んでいた。
確かに、他の外国人選手から質問攻めにあっていた。
ズボンに書いてあった 『 影武者 』 の意味の説明を求められた時は困ったが、
映画 『 将軍 』 など日本の時代劇を好きなチェコ人が居て、
説明してくれたので助かった。 (~_~;)