東日本XCキャンプ 予備日 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 時々 くもり

本当は今週末がXCキャンプなのだが、

日曜日はどう転んでも飛べそうにない。

そこで、こんなことも有ろうかと、あえて予定を入れていなかった

“ 春分の日 ” の今日、フライトする事にした。


折りしも、先週末から、水曜日が良いコンディションになる事が

予想できていて、その通りになった。

風向きは、一日でぐるりと一周回る予報だ。

北 → 北西 → 西 → 南西 → 南東 → 北東


こういう日は、XCに出ても、それほど距離は伸びない。

むしろ、 『 八郷一周 (約48km) 』 ができるコンディションだ。

まさに、XCトレーニングには持って来いだ。


朝9時には、お隣のCOOから出た機体が

既にトップアウトをして、移動を開始している。

予想通り、気温減率も非常に良いようだ。

こういう日は、午前中の早い段階からグランドサーマルも出る。



最初たくさん飛んでいた塾生もパイロンをクリアーする度に

人数が減って行って、最後には川地独りになった。


それでも 『 有言実行!』 、 『 八郷一周 』 を成功させた。


今回、最後まで飛び続けたのも、

先週末の広島でアウト&リターンをして見せたのも、

何も川地の腕を見せ付けるためではない。



多くの塾生がその日のコンディションの可能性を

低く見積もって、飛ぼうとしていることが多いのだ。

はなから駄目だろうと思って望んでいるので、

可能性を探ったりはしないし、チャレンジもしない。


結果的に消極的な動きになって、良いフライトもできないのである。

良いパイロット、上達するパイロット、一流のパイロットは、

日が暮れるまで、可能性を信じているものだ。



あなたは、どちらですか?



今日は多くのデータを収集する事ができた。

これで、日曜日の講習は題材に事欠かないだろう。