セカンド・オピニオン | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<大学病院> 晴れ

今日は、整形外科と眼科で診察してもらう。

特に整形外科での診断は翔の将来を左右する事になるだろう。

レントゲン室でも、待合室でも、騒ぐ事無く、とても良い子でいた。


しかし、流石に一時間以上も待たされると、

いくら遊んであげても、翔も飽きてくる。

やっと、呼ばれたと思ったら、

レントゲンの撮影方向の指示ミスで追加で撮ることになった。


戻ってきて、ファイルを受付カウンターに差し出すと

スタッフは、順番が来たら呼びますからと平然と答える。


おいおい、また一時間以上待たされるのか?

勘弁してくれ! そちらのミスだろ?

翔も川地も怒りが爆発寸前だ!


結局、30分以上待たされて、呼ばれた。



さて、診断結果はあっさりと、

「 手術の必要はない 」 との事だった。


亜脱臼の具合も軽く、進行も遅い。

内転筋も常に緊張しているわけではなく。

リラックスしている時も有るので、

緊張を取る手術も必要ないだろうと言われた。



医師によって大きく分かれた診断結果。


前回は外科手術によって、より良い結果につなげようという

“ 積極的な考え ” だった。


今回は現状は酷くないので、極力メスは使わずに静観しようという

“ 消極的な考え ” だ。


どちらも、一長一短でやり直しは無い。

翔の将来をも左右する、大事な選択の全責任は、

川地とワイフの判断に委ねられる事になった。



そう言われても・・・。 (´Д`;)

選択を誤れば、取り返しのつかないことになる可能性がある


“ 究極の選択 ” をしろと言われても・・・、

できません。  _| ̄|○            (電車男風)


皆さんならどうします?




眼科の診察まで二時間ほど有ったので、一旦外に出て、

ファミレスで食事をして、病院に戻る事にした。

ドリンクバーには、翔の大好きな 『 コーンスープ 』 があったので、

飲ませてみたら、飲むは飲むは、3杯もお替りした。

(ちょっと、飲みすぎだろ (゜д゜;) )


勿論、ご飯も普通に食べていた。



眼科は特別異常無しということで、

経過観察というだけなので、次回は5ヵ月後になった。



良く考えると、今日は一度も昼寝をしなかった。

頑張って良い子だった翔のご褒美に 『 すしろう 』 に出かけた。

やはり疲れたのか? 余り食べなかった。


帰宅後、風呂に入れず、お布団に寝かせると直ぐに寝てしまった。

明日は、パパは広島に行くので、朝早い。

翔はお見送りの後、ワイフの両親と共に

海老名へ帰るので丁度良かったかもしれない。