<お仕事> 
時々 
今日も曇りがちで寒々しい日だ。
昨日、朝霧は飛べたようだが、
例年のような良いコンディションだったとは言えなかったようだ。
ワイフと翔は、お爺ちゃんのお見舞いに出かけた。
ワイフが車で出かける前に、川地はパソコン部品を購入して帰宅した。
あれ？昨日、静かなパソコンにしたのでは？と思われるだろう。
川地もそのつもりで居た。
ところが！？ 昨日の夕方、調子を見るために仕事をしていた所、
何やらビニールの焦げるような臭いが下から漂ってきた。
直ぐに異変に気付いて、パソコンの電源を切って、
蓋を開けてみると、中はまるでサウナの様に暑くなっていた。
騒音を減らすために、ＣＰＵクラーを静かな物に変えただけでなく、
回転している様々な冷却や排熱ファンを止めたのだ。
結果として、非常に静かになったのだが、
当然熱が排出されず、パソコン内に溜まったというわけだ。
ただし、全く想定外だったかと言うとそうではない。
ある程度予想はしていて、色々対策は考えていたのだ。
そのために部品が必要だったのだ。
折角、静かになったパソコンをそのままに、効率的な排熱を行なう。
排熱するにはファンを回さなければならないので騒音が増える。
望むパソコンにするには、このジレンマを克服しなければならない。
なぜ、今回こんな事を書いているかというと、この取り組み方が
“ パラグライダーの上達 ” の秘訣の一つだと言いたいのである。
上達の過程で問題に直面した時に、安易な妥協の道に進まず、
様々な観点から問題解決の糸口を見出す。
勿論、失敗もある。いや失敗して良いのだ。
だから、上達するのだ。
騒音が酷いなら新しいパソコンを買えば良いだろうと考えた方、
勿論、時間的な節約を考えたらそうするべきだろ。
しかし、それではパソコンの仕組みについては、
いつまで経っても精通しない。
パラグライダーも同じである。
上手く旋回できない－＞乗りやすいフィーリングの合う機体に乗り換える
これでは、上達しないのは当たり前である。
勘違いしないで欲しい、
フィーリングの合う機体に乗る事は機体選びで重要なことである。
ただ、今より上達したいのであれば、
自分の機体の能力を引き出す努力を惜しまないことである。
そして、いつも改善策を考えて、試してみることである。
特別な操作方法、テクニックなどはない。
あるのは、“ 熟考されたイメージ ” なのだから。