台湾ツアーVol.02 台湾でも日本同様に天気予報は外れる | 見えない翼

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私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー  二日目> くもり
予報では曇り時々晴れだが、曇り時々雨の間違いではないだろうか?
というような空模様だ。
塾生Kさんの話ではエルニーニョになっているらしく、
今年の冬は暖冬になる可能性が高い。


昨夜遅くに北海道組も到着して、総勢6人となった。
ここで珍事が発生した!!
マイクロバスを待っていた一行の前に現れたのは、
40人は余裕で乗れる大型観光バスだったのだ。


大型観光バス
カメラ 大型観光バス (2006/12/30 撮影)


今回のツアーをマネージメントしているのは、塾生の陳さんである。
いつもは20名程度は集まるらしいが、今回は川地の努力が足りず、
全員揃っても10名程だたので、マイクロバスを頼んだらしい。

ところが、陳さんの頼みということで社長さんが気を利かせて?
例年通り、大型観光バスを回してくれたのだ。

これには流石に、一同唖然としてしまった。 (゜o゜)


大騒ぎをしているメンバーの横で、
「ただでさえ、人数が少なくなってしまって大変なのに、
まさか大型バスのレンタル料金を請求してこないだろうな・・・。」
と陳さんが真剣に心配していた。 (ーー;)


高雄からエリアのある屏東(ピントウ)までは、
約一時間弱の道のりだ。
今回のツアーの目的はXCキャンプなので、
その間に講義をすることができたが・・・、

エリアについても一向に好転の兆しは現れず、
それでも、一縷の望みに胸を膨らまして、
テイクオフ(離陸)場にあがった。


勿論、あの観光バスで!
車一台がやっと通れるような山道をスイスイと登って行く!!
一同からバスの運転手に拍手が送られたのは言うまでもない。


テイクオフに着いて、またまた唖然とした。
総勢70人以上はいるパイロットの内、
七割以上が日本人のパイロットで、顔見知りの人が殆どだった。
それでも今年は“エリア閉鎖(飛べない)”のデマで、
例年の7割減まで落ち込んでいるようだ。


この時期は日本で台湾ツアーが多く企画されるので、
大量の日本人が押しかけるそうだ。
そして、毎年その利権金銭絡みで問題が発生して、
「飛べない!」「飛べる!」の情報が交錯するらしい。


結局、ぶっ飛びコンディションは一日中好転せず、
それを好む人はテイクオフ(離陸)したが、
川地のお客様は飛ばずに降りることにした。