<ツアー 二日目>
予報では曇り時々晴れだが、曇り時々雨の間違いではないだろうか?
というような空模様だ。
塾生Kさんの話ではエルニーニョになっているらしく、
今年の冬は暖冬になる可能性が高い。
昨夜遅くに北海道組も到着して、総勢6人となった。
ここで珍事が発生した!!
マイクロバスを待っていた一行の前に現れたのは、
40人は余裕で乗れる大型観光バスだったのだ。
今回のツアーをマネージメントしているのは、塾生の陳さんである。
いつもは20名程度は集まるらしいが、今回は川地の努力が足りず、
全員揃っても10名程だたので、マイクロバスを頼んだらしい。
ところが、陳さんの頼みということで社長さんが気を利かせて?
例年通り、大型観光バスを回してくれたのだ。
これには流石に、一同唖然としてしまった。 (゜o゜)
大騒ぎをしているメンバーの横で、
「ただでさえ、人数が少なくなってしまって大変なのに、
まさか大型バスのレンタル料金を請求してこないだろうな・・・。」
と陳さんが真剣に心配していた。 (ーー;)
高雄からエリアのある屏東(ピントウ)までは、
約一時間弱の道のりだ。
今回のツアーの目的はXCキャンプなので、
その間に講義をすることができたが・・・、
エリアについても一向に好転の兆しは現れず、
それでも、一縷の望みに胸を膨らまして、
テイクオフ(離陸)場にあがった。
勿論、あの観光バスで!
車一台がやっと通れるような山道をスイスイと登って行く!!
一同からバスの運転手に拍手が送られたのは言うまでもない。
テイクオフに着いて、またまた唖然とした。
総勢70人以上はいるパイロットの内、
七割以上が日本人のパイロットで、顔見知りの人が殆どだった。
それでも今年は“エリア閉鎖(飛べない)”のデマで、
例年の7割減まで落ち込んでいるようだ。
この時期は日本で台湾ツアーが多く企画されるので、
大量の日本人が押しかけるそうだ。
そして、毎年その利権金銭絡みで問題が発生して、
「飛べない!」「飛べる!」の情報が交錯するらしい。
結局、ぶっ飛びコンディションは一日中好転せず、
それを好む人はテイクオフ(離陸)したが、
川地のお客様は飛ばずに降りることにした。