日本選手権 四日目  優勝よりもタスクトップ(1000点) | 見えない翼

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私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<大会> 晴れ のち くもり DASH! のち 雨  TASK4 中止

川地は過去に、日本選手権で優勝している。

前にも述べたが、今回は世界選手権に出場するために

日本選手権に出場したので、優勝は眼中にない。


日本代表になるためには、タスクでトップに立ち、

1000点を取る事が絶対条件なのだ。

勿論、2位では駄目だ。



日本代表になる可能性のある選手は、

川地以外にも5~6人居て、タスクでトップに立つと、

誰にでもチャンスが巡ってくる状態だ。


だから、上位陣は皆、トップゴールにしか興味が無く、

タコってしまう危険を冒してまでも、

余裕を削って突っ込んでいくような、

目が血走った飛び方をしているのである。


加賀山選手だけは、代表には興味が無いので、

安全マージンをしっかりと取った大人の飛びをしていた。

これにより、高得点を連続して獲得し、総合一位になっている。

勿論、実力が伴っているからこそ、出来ることなのだが・・・。



結局、今日は飛ぶ事ができたが、

競技が出来るようなコンディションには程遠く、

寒冷前線の接近で強風になったためにキャンセルになった。

川地としては、何としてもあと一本したかったのだが・・・。

これも運命である。 (-。-;)