<大会> のち
のち
TASK4 中止
川地は過去に、日本選手権で優勝している。
前にも述べたが、今回は世界選手権に出場するために
日本選手権に出場したので、優勝は眼中にない。
日本代表になるためには、タスクでトップに立ち、
1000点を取る事が絶対条件なのだ。
勿論、2位では駄目だ。
日本代表になる可能性のある選手は、
川地以外にも5~6人居て、タスクでトップに立つと、
誰にでもチャンスが巡ってくる状態だ。
だから、上位陣は皆、トップゴールにしか興味が無く、
タコってしまう危険を冒してまでも、
余裕を削って突っ込んでいくような、
目が血走った飛び方をしているのである。
加賀山選手だけは、代表には興味が無いので、
安全マージンをしっかりと取った大人の飛びをしていた。
これにより、高得点を連続して獲得し、総合一位になっている。
勿論、実力が伴っているからこそ、出来ることなのだが・・・。
結局、今日は飛ぶ事ができたが、
競技が出来るようなコンディションには程遠く、
寒冷前線の接近で強風になったためにキャンセルになった。
川地としては、何としてもあと一本したかったのだが・・・。
これも運命である。 (-。-;)