『Zoorasia(ズーラシア)』横浜動物公園 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<休日> 晴れ

本当は今週末の三連休は、東北で
東北と北関東の合同川地塾を開催する予定だった。


しかし、台風の接近に伴い秋雨前線が活性化して、
土曜日は何とか飛べたとしても、

日曜,月曜と雨が降る確立が非常に高く、
遠路はるばる行く北関東組には申し訳ないので、

中止する事にしたのだ。


久しぶりに休みとなった週末で、うす曇なので、
外出しても翔にとって負担は少ないだろう。
という事で、どこか行くことにした。


遊園地の乗り物系、特に動きの激しいもの程好きな翔だが、
最近は動物にも少し興味を示すようになってきたので、
『Zoorasia(ズーラシア)』に行く事にした。


がしかし、時期尚早だった。
以前と違い、チラリと見るので進歩はしたものの、
喜んだり、じっと見たりはしない。
だから、「何なのだ?」 といった感じである。 (-“-)


最大の目玉である大人気のオカピーに至っては、
暗い所に入れられているのと大混雑と熱狂で、
翔は怒りだす始末。
芝生の上で昼寝をさせたが、
周りが騒々しいので長くは眠らなかった。



閉園時間になったので動物園を出ようとした時に
翔の気を引く物があった。

それは、“動物”ではなく、“壁”だった。


ただの壁ではなく、横に溝が刻まれていて
上から水が流れ落ちている。
水量は少ないが、横溝を横断するたびに、
チョロチョロ音がするのである。


“壁面”なら何でも興味を示すという変わった所がある翔なので、
音が出る壁を見逃すはずはなかった。

触ろうとして手を伸ばしたので、ベビーカーを壁に近づけた。
手が触れた瞬間、翔はビクッと手を引っ込めた。
冷たい水に驚いたのだ。

しかし、それには直ぐに慣れて、『水壁』を撫で回した。
段々激しさを増してきたので、ズブ濡れになる前に止めさせた。
翔はもうチョッとやりたそうだったが、
ストレスは発散できて楽しかったようだ。