覚え書き | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

珍しく8時まで寝ていた。
それでも、きょうは眠いとぐずっている。
とっても機嫌が悪い。


体温は平熱だし、食欲も普通だなので、
体調は悪くはなさそうなのだが?
保育園に連れて行く間も、機嫌が悪かったし、
保育園でも一日中機嫌が悪かったようだ。


夕方には少し早めに保育園に行き、
市の児童福祉課の同席の下、
『覚え書き』を交わすことになっている。


責任問題が取りざたされる昨今のご時世で、
5月に起きた翔の発作が、
保育という職責の自覚を促したようだ。


翔の病気の症状から始まり、
保育園と療育施設の利用比率、
発作が起きた時の対象方法に至るまで、
文書として残し、曖昧な所をなくすのだ。


これはこれで意義のあることだと思う。
対処方法などを勘違いしたままでは、
万一の場合に致命傷になるからだ。


が、文書にしてみると、翔に何か起きた時に
我々が出来る事はあまりにも少ない事が良く分かり、

自分が虚しく感じた。



しかし、その席で、翔が発作を起こした時のために
保育園では『搬送訓練』を行っている事を知った。
我々が翔のためにできること、
それは、一刻も早く病院へ連れて行く事である。

そのためには迅速な対応が必要で、
119番したり、翔の気道確保をしたり、川地に電話したり、
それらを実際に訓練として、手分けして行っているそうだ。


感謝感激である。  (><;)



因みに、当事者である翔は何をしているのか分からないので、
ベッドに運んだり、マッサージしたりしている間、
ケラケラ笑ったり、はしゃいだりしていたそうだ。
(^O^)/ (――;)