スペインツアーVol.05 サラマンカ(世界文化遺産)とベジタリアン・レストラン | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー 四日目> 晴れDASH!
朝は怪しい雲が多かったものの
日が昇るにつれて北に消えていった。
風は南南東から南の風が強く入っているようだ。


初日、二日目と沢山飛べたお陰で、
お客様の中からガツガツ飛ぼうという勢いがなくなり、
無理をせず安全にフライトしようという雰囲気になった。


上空の雲の形からはそれ程南風が強いようには思えないが、
今日もフライトは無しにして、観光に行くことにした。


ピエドラヒタから北に70km程いった所に、
サラマンカ という街が在る。
ここもまた“世界文化遺産”である。


街に着いて駐車場を探すために、
旧市街地を中心にして取り囲むようにある新市街地の中を走った。
丁度、ビルの間から垣間見える旧市街の中心に有るカテドラルを
左手に見ながら反時計回りに一周程回った。


川地は感じたのだが、

ここは旧市街全体が遺跡と言って良く、保存状況も非常に良い。

文化遺産に悪戯(ペイントしたり、破壊したり)をしたような跡も無く、

街の人々のモラルの高さを表している。


ヨーロッパで3番目、スペインで最古の大学が有るので、

遺跡の町と言う割には、若者も多く、街全体も活気に満ちている。

旧市街を歩いているだけで、充分にスペインを堪能できる。


この地方では肉が主食と言って良いだろうが、

そんな風土に挑戦するかのような

「ベジタリアン・レストラン」を見つけた。


川地は始め他のレストランにしようかと思っていたが、

毎日、肉、肉、肉、でお客様も飽きが来ていたようなので、

ここで食べる事にした。


全ての料理に繊細で微妙な味付けがして有り、

大味の料理に味覚が麻痺し掛かってたところだったので、

日本の料理を思い起こさせてくれる切欠になった。

(決して日本食の味と言うわけではない)


帰りは昨日飛んで見に来た「ダム湖」を見学して帰った。


夜は、エディーが“本場インドカレー”を作って、みんなに振舞った。

今や川地とエディーが企画するツアーの目玉の一つと言って良い。

本来必要なスパイスが全て揃わないのに、

エディーは毎回上手く味をまとめるので、

本当に感心させられる。

エディーのカレー

カメラ ツアーの名物カレーbyエディー