背が伸びた? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

今日、保育園に迎えに行った時に、先生に翔の椅子の調整を頼まれた。

翔は、普通の椅子には座っていられないので、

特別な椅子(座位保持椅子)を用意して預けてあるのだが、

先生方は調整の仕方が分からないようだ。


確かに、去年の今頃製作してもって行ったので、

その頃と比べれば、翔も随分大きくなった。

ねじを緩めて一段高くした。


よく見ると同じ年代の子供たちと比べても、翔は一回り大きい。

先生は「翔君は足も長いんですよね」と誉めていた。


しかし、私達夫婦には将来の不安がよぎる。

もし、翔がこのまま歩けなかったら、

お座りできないまま大きくなったら、

180cm、75kgに成長したら、


どうやって介助するのだろう・・・?

どうやって車に乗せるのだろう・・・?

どうやってお風呂に入れるのだろう・・・?


身体障害者の家族はどうしているのだろう?


このまま大きくならなかったら、

ずっ~と、可愛い大きさのままで居てくれたら、

それはそれで結構幸せかもしれない。