西遊記08 川地塾in中国RS 第四回 1日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事>

強風の天気予報通り、風がとても強い。

リスタートコースの人に限らず、飛ぼうとする人など居ない。

当然、座学をすることにした。

テーマはテイクオフ(離陸)である。


2時間程、お話をしたところでお昼になったので、

講習会場の有る荒槙へ移動し、牧場のレストランで食事をすることにした。

その後、観光モードに切り替え、すぐ近くの「湧永満之記念庭園 」へ出かけた。

広大な敷地に手入れの行き届いた庭園はチューリップが見ごろだった。


実は、翔は植物が好きで、林や森の中を散歩すると、とても機嫌が良い。

逆に動物には殆ど興味を示さない。


庭園内を一通り見て、神の倉のエリアに戻ると風が落ちて来ていた。

まだ、飛べるような風ではないが、準備して上がった頃に丁度良くなりそうだ。

急いで準備してテイクオフ(離陸)場に上がった。

テイクオフ場に到着して準備を終えた頃に、風が落ちてきた。


川地は、テイクオフの瞬間のビデオを撮るべくスタンバイをした。

風が強めで難しかったが、教材として良い物が沢山撮れた。

また、リッジソアリングの映像も収める事が出来た。


夜は、Tリーダーのハングクラブハウスで、

露天風呂と食事をご馳走になり、

遠征メンバーはゆっくりと羽を伸ばすことができた。