西遊記02 笠置山一日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<大会出場>

国内大会は久しぶりだ。もう二年ほど出ていないか?

収入の殆どを週末に得ているため、大会に出場する事はほぼ不可能に近い。

また、決まった選手が上位に居座る事は、後進の育成という面でも

ある種の弊害が発生するので、出場を控えていた。


それ以外にも、出場した大会がJHFか?JPAか?

どちらの大会かによって、「川地は***派になった!」などと

裏で真しやかに噂する人が必ず居るからだ。


それはとっても不愉快だし、そんな事に巻き込まれるのも嫌だ。 ゛(`ヘ´#)


それでも、今回出場する事にしたのは、昨年の成績が余りにも悪く、

世界選手権出場のためのポイントが少ないため、

日本代表になれない可能性が高くなってしまったからだ。

また、稀に出場する事で競技を活性化させる事に繋がるからだ。


まあ、たまたま出場した大会がJHFの大会だったということだが、

それでも、いろいろ言う人がいるだろうな?

そんな事考えると憂鬱になるので、考えない事にした。 ( ̄へ  ̄ 凸



さて、大会の方だが、

久しぶりに古株パイロットと顔を合わせる事が出来て楽しかった。

最近の大会の流れ、例えば、申込をしてから後の振込、

当日朝の受付、テイクオフ(離陸場)への送迎などなど、

以前とは随分と違うため、ドギマギして要領の悪い事をしていると

まるで新人パイロットの様だと揶揄された。 (*゚ー゚)ゞ


競技の方はスピードランで約30kmのタスクだった。

笠置山周辺を周回した後、北方向に有る二ツ森、

更には付知へ飛んでいくというものだ。


日本には日本の「自然のリズム」というものが有る。

初日はこのコンディションのリズム、そして、コンペのリズムが掴めず、

無駄な動きが多くて、タイムを多く浪費してしまった。


おまけにゴールがギリギリになり、手前にある橋の上に降りそうになった。

ゴールが「ライン」ではなく、「シリンダー」だったことと、

そのラインが橋よりも手前にあったので、

無理に突っ込むことなく、手前で急旋回して衝突は回避できた。


ルールが変わっていて本当に良かった。 (;^_^A