翔の進歩16 おかわり | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

朝目覚めた時から、夜寝るまで、翔はとっても機嫌の悪い一日だった。

そんな中で翔の進歩が確認できた。


翔にご飯をあげた後、空になったお椀を翔の前に並べて置いた。

(意図的にではなく、雑然と偶然に)

パパとママは急いでご飯を食べていた。

早くしないと、翔が「ウンチをしたい!」と言い出すからだ。


ところが、今日の翔は違っていた。

パパとママが食べているのを見てとても物欲しそうだった。

するとどうだろう、空になったお茶碗(ご飯の入っていた物)に

手を伸ばしたのだ。  ♪ハフフンガ(o^0^)ノロ  (゚Д゚*)━ォォオオ


まさしく「おかわり」を意味していた。

お茶碗だけでなく、その他の食器にも手を出して「おかわり」を要求した。

結局、今日は通常の1.5倍程の量を食べた事になった。


今日は翔が始めて、「おかわり」を要求し、表現した日だ。