翔の進歩15 コップから飲んだ! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->療育施設>

午前中は保育園、午後から療育施設でPT訓練だ。


保育園ではいつも0歳児の子供達と一緒に居ることが多いが、

今日は同年代の子供たちのクラスに行って、

おやつを食べたり、お遊びしたりしたそうだ。


普段から遊びに行ったりはしているようだが、

これまで以上に交流時間が長かったようで、

翔にとっても良い刺激になったようだ。


PTの方でも今まで一度も見たことがない玩具を用意されたが、

遊び方を教えると、直ぐに要領を掴み、遊べるようになった。


帰宅後、花粉が飛んでいることと喉が渇いたので、

シジュウム茶を飲んでいると、翔が欲しそうな顔をしている。

「喉が渇いた?」「お茶を飲む?」

と言うと、欲しいと騒いだ。 ヾ(*゚▽゚)ノ ♪


更に、飲んでいたコップをかざして見せると欲しいと言った。

直に上げてみると、口を開けてゴクゴク飲んだのである。


特別なコップかスプーン以外では決して口を開けず、飲もうとしなかった翔が、

初めて、自ら口を開けて普通の器から飲んだ瞬間だった。


先頃受けた摂食指導の時に、レンゲやカレー用の大き目のスプーンの

横側を使用してスープをあげることで、コップの口の曲線との違和感が無くなり、

スプーンからコップへの移行がスムーズに行くと言われて、直ぐに実行したが、

まさかこんなに早く効果が現れるとは思いもしなかった。 ヽ(*゚Д゚)ノ━ォォオオ


翔は一杯飲み干すと、おかわりをお強請りした。