今日の中医協資料から。1月24日の公聴会の内容について。
意見発表者10(男性・薬剤師)
○お薬手帳について、骨子案の中で「必ずしも必要としない患者」という言葉に違和感。3年前の異常な事態の中で、薬剤に関する情報がないことの不利益、情報があることのありがたみを身にしみて知っ ており、手帳への理解と所持率は徐々に大きくなっている。現在、電子化も試みられており、使いやす い形を模索しながら更なる定着化を、薬剤師のみならず医療従事者が願っている。重複投与、過去に 有効でなかった薬剤を知ることで、無用な投薬を避けることができ、これも手帳が持つ大きな役割の一つ。もうしばらくの間、定着化の仕事を薬剤師の業務の一つとして評価するよう希望する。
○チーム医療の推進について、骨子案で、無菌製剤処理加算の評価対象に医療用麻薬を加えることは、がん患者の在宅療養推進によい影響をもたらす。一方で、近年、医療用麻薬の品目数が増えており、 供給元である医療機関、保険薬局の在庫負担が増大。全国の麻薬を扱う保険薬局の過去3年間の麻 薬の廃棄金額は20億円超、デッドストックは70億円。需要に対して供給がスムーズに追いついていか ないことを懸念。
○薬剤師の病棟業務について、療養病棟、精神病棟における病棟業務の必要性は一般病棟と差がない ように思う。療養病棟、精神病棟における病棟薬剤師業務実施加算について、入院後4週間以降の評 価もお願いしたい。
○がん以外でも、外来で治療する糖尿病の患者、喘息患者、ワルファリンを使う方、HIV感染症患者、妊 婦、授乳婦などに対して、薬剤師が服薬状況、副作用の発現のチェックを行い、その評価を医師に伝 えている。これらの取組も、医師を初めとする多職種の負担軽減に資する業務の一つであり、チーム 医療の重要な要素なので、今後の検討をお願いする。
○後発医薬品の使用促進について、一般名処方を含めた後発医薬品の使用促進への意識は高まって いる。処方箋を応需する側としては、後発医薬品の特定銘柄を指定しない一般名処方の更なる推進を 検討するようお願いする。