'88年12月11日(日)
7:30起床。ゆうべ歩いたワンチャイ・ロードを朝食を探して歩く。
ホテルのフロントで、友人に宛てた絵葉書の投函を依頼し、日本円を少しHK$に両替しておいた。
「大快活」という威勢のいい名前の中国風ファーストフードの店に入る。
早餐のセットは、皮蛋、痩肉粥と、大根餅である。ピータンと豚肉の細切れがたっぶり入ったお粥は、大変美味で病み付きになりそうだ。
これで7HK$、約100円なのだから信じられない。
店の前の巴士站、 つまりバス停から、 セントラルまでバスで行く。
セントラルで、スタンレー行きに乗り換え。連よく目の前から発車するところで、飛び乗る。
乗って料金箱を見ると、3HK$の表示。財布を開けてみると小錢が2ドルしかない。
両替機はもとより、 両替を頼めそうな人もいない。 運転手にコインがこれしかない、と話すと、オーケー、そのまま乗れと合図。
ほっと胸をなでおろす。
バスは、 山を越えると川沿いのカーブが続く道をかなりのスピードで飛ばす。
2階建てで重心が高いはずなのに、心配になってくる。2階の最前列に座っていて、木の枝が道の上に張り出していると、思わず首をすくめてしまう。その一瞬後、枝が屋根をこするバリバリという音がする。
30分程で、スタンレー着。早く着き過ぎ、まだ店も開いていない。
海岸を散歩するうち、ぼちぼち店のシャッターが開く。
まず、長男のダウン風ジャケットを買う。そして次に、シルクの店へ。
店頭のバーゲン品の中から、 ワイシャツを2枚買う。店内のパジャマコーナーでいいものを見つけた。
セリーヌ風の地紋の入った濃紺、 エンジ、グレーのシルクのパジャマを買い、女性物も3着買う。
6着買っても、日本で買う1着分の半値くらいだ。
シルクのネクタイも1本10ドル、160円位なのだから恐れ入る。
他に、スワトーの刺織のハンカチ、中国風のスリッパ等々買いまくる。
再びバスできた道を引き返す。 ゆっくりこころゆくまで買い物ができ、 個人で来てよかったと思った。
ツアーなら、時間制限もあるだろうし、スタンレーがコースに入った半日観光は、100HK$もする。
路線バスで往復すれば、たったの6HK$なのに。
*スタンレー(赤柱)へは昼ごろに行ったと記憶していたが、日記を読むと朝から行ったようだ。
*6着も買ったシルクのパジャマは自分へと、当時健在だった両親と叔母に贈った。
*自分用のシルクのパジャマは、軽くて小さく折りたためるので、その後の海外旅行の時、重宝した。
*2階建てのバスがつづら折りの道を飛ばすのはかなりスリルがあった。