先日の慢性期入院の包括評価の検討会で、気になるデータの発 表があった。
それは、区分1でADLが1から3の人のケア時間がほとんど変わらないというデータである。
かかる手間が変わらないのに、報酬が大きく違うのである。
こうした矛盾が分かった以上、やはり現場が声を上げるべきでないか。リハビリだって臨時改定が行われた。
もっともリハビリは患者が必要な医療を受けられないという、患者の視点からみて問題が生じていたというところがあるが。
そうとは言え、かたや7:1看護は必要度で評価する動き出し、手間やコストを反映させる方向にある。
療養病床だけ、手間が反映されないというのはおかしな話である。
リハビリも臨時改定が行われたとは言え、医療機関にとっていいことばかりではない。
逓減制が導入されたし、新設のリハビリテーション医学管理料は包括の考えだ。
長期化したリハビリは包括という考えであり、その前例ができたということになる。
後期高齢者診療報酬のリハビリも包括になっていくだろう。
厚生労働省は名を捨て実を取ったと言える。
リハ日数制限では譲歩し、その代わり「包括導入」という実をとった。
しかも財政中立なので、懐は痛んでいないのである。