療養病床削減数に矛盾 | HAJIMEのひとりごと

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先日の中医協で、療養病床に入院中の患者の医療区分の割合が報告された。

昨年の段階では区分1が50%であったが、今回は30%である。


区分1が50%、そしてその他老健などに移行可能な患者が10%いるので療養病床を60%削減しましょう、という話であったはずだ。

だから38万床→15万床ということであった。


しかし、いまの調査だと削減は4割にしなければ、療養病床はかえって不足することになる。

15万床を残すのでなく、15万床を減らし、23万床を残さなければならない。

3月に地域ケア計画の指針も出されるが、このあたりも計画に勘案されるのか、充分に見ていく必要があるだろう。


少なくとも、療養病床15万床存置の前提は崩れたのである。