いつもより早く目覚める。緯度が低いため夜明けは遅く、7時頃になってようやくマラッカ海峡が明るく見え出した。
朝食はバイキング。今日もチキンカレーがある。
ココナツミルクの香りがして美味しい。
9時にホテルを出る。
途中、ゴム園などを見物しながらタンピン駅まで送ってもらう。
タンピンからKTMの特急でシンガポールを目指す。
シンガポール到着は16時の予定だ。
原生林のような林の中をずっと走る。
景色は単調だ。つい眠くなる。
ホテルで作ってもらったランチボックスを車内で食べる。ついでに買っておいたビールも飲む。
途中で列車は徐々に遅れだした。
線路は単線で、行き違いのできる駅と駅の間隔が非常に長い(専門的には一閉塞区間が長いといえる)。
行き違いで30分以上待つこともあった。
すれ違った各駅停車の列車↓
眠っていてわからなかったが、列車は確実に1時間は遅れている。
退屈しのぎに食堂車に行ってみる。
昔の日本の食堂車と作りは同じだが、飲み物と軽食を作って席に持ち帰るか、食堂車内で食べてもよい。
「ネスカフェ」(コーヒーのこと)を注文し、席に戻って飲む。
途中から、線路際に水溜りが多くなる。水害の爪あとだ。
壊れた家や、ひっくり返った車、落ちて板を渡している橋などが見える。
先週までマレー鉄道は不通だったのだ。
何度も長い対抗列車待ち合わせがあり、マレーシア南端の町、ジョホールに着いたのはシンガポール到着予定到着時刻をはるかに回った16:50だった。
ここでマレーシアの出国手続を車内で行なう。係官が車内に乗り込み、パスポートをチェックする。
30分ほどの停車ののちに走り出し、ジョホール水道を渡り、いよいよシンガポールに入る。
最初の駅、ウッドランドに17:30に着き、荷物を持って全員下車、ホームに沿って設けられているイミグレで入国手続。
ホームと並行に通路を進み、ホームの再開を待つ。再びホーム側の扉が開かれ、列車に戻る。
ウッドランドを18:13に出発、あと20分程度の道のりだ。
ところが、終点シンガポール・タンジョンバンガ駅の手前で列車は動かなくなった。
ホームが空いていないようなのだ。
列車が発車してくるのを待って、我々がシンガポール駅に到着したのは19:40だった。
実に3時間40分の遅れ。
単調な景色、強烈な冷房、いつ着くかわからないダイヤ。
これらが好きな方にはお勧めしたい。
しかし、のんびりしたムードは一度経験する価値はあるだろう。
ちなみにタンピンからシンガポールまで約270km。所要時間は実に9時間だった。
表定速度(停車時間を含む所要時間で距離を除した平均速度)はちょうど30km/hということだ。
シンガポール市内のグッドウッドパークホテル泊。
インターネットにつなごうとしたら、台湾の地震の影響で通信環境が著しく低下しているとのこと。
踏んだりけったりというか、海外ではよくある小ハプニングの類というか・・・。
着いたのが20時過ぎで、出かけるのも億劫になる、ホテル内でわんたん麺の夕食。



