私の「初」海外一人旅は、今から17年ほど前の、冬の香港だった。
ノースウェストの格安チケットでを購入、12月のある日、香港の旧空港である啓徳空港に降り立った。
深夜の到着だったことと、風向きのせいか、海側からの着陸で、楽しみにしていた「香港カーブ」は経験できなかった。
香港カーブは、香港の街並み、ビル群を掠めるようにカーブして着陸していた。
街中のビルの屋上に、着陸誘導灯がついているくらいだったから、いかにスリル満点の着陸だったかわかるだろう。
今の羽田空港の陸側からの着陸(滑走路16L)が、そのイメージに近いという。
香港では、実質3泊2日(最終日も早朝の出発だったため)の滞在だった。
初旅だったせいか非常に印象が強く、記憶も鮮明に残っている。
そのあと、ソウルに2回、シンガポール、上海などを訪れた。
ソウルは医療系の視察、シンガポールは1人旅、上海は長男との2人旅であった。
シンガポールは、84年にハネムーンで訪れた地だ。実は、このときが初海外旅行だった。
再訪は、01年頃と記憶している。このときは2泊1日。今なら「弾丸ツアー」と言われただろう。
成田を夕方に発ち、深夜にチャンギ(シンガポール国際空港着)。
日付も変わった頃ホテルに入り、2日目は街歩き。
歩き、食べ、飲んだ。
そして2日目の深夜にチャンギを発って3日目の朝、成田に戻った。
行きの便で、デッドヘッド(次の乗務のため、客席で移動)のCAさんと隣り合わせになった。
なんとなく、話をするうち、彼女が翌日のシンガポールからの便に乗務するということを聞いた。
つまり、私が帰る便である。
たまたま、帰りの便では彼女が私の席の担当で、深夜乗客が寝静まった頃、私をこっそりとコクピットに案内してくれたのを覚えている。
いま、私が注目しているのが台湾である。
台北と高雄の間に、もうすぐ新幹線ができる。車両は日本製である。
いまのうちに在来線の特急列車に乗っておこうという算段である。
親日家が多いという台湾に、ぜひ一度行ってみたいものだ。
食べ物もおいしいというので、それも楽しみである。