先日、書店で本を買ったとき、新潮社の「波」というPR誌をもらった。
連載記事が面白い。私の好きな作家である伊集院静氏や、赤川次郎氏の作品もある。
赤川次郎氏の連載は「ドイツ、オーストリア旅物語」というタイトルで、単行本化されるのが楽しみだ。
さて、この「波」の中に注目すべき内容があった。泌尿器科医である石川英二氏のコラムである。
石川先生は、新潮社から「切ってはいけません!」という本を上梓した。
また、この「波」に寄せた石川先生のコラムのタイトルは、「包皮革命を知っていますか?」であった。
もうここまで書くと、内容もほとんどお分かりかと思うが、よく男性向け雑誌に、タートルネックセーターで目元まで顔を隠した宣伝がよく掲載されている、美容整形の一種(?)の手術のことである。
この手術は、まったく根拠(効果)がないのだそうだ。むしろ体には害があるとわかったという。
医学的に根拠があると信じて(例えば、がんになりにくいなど)、手術を受けた男性たちのショックはいかばかりか(注:私は被害者ではないが、その気持ちはまさに痛いほどわかる)。
保険外とは言え、このようなことが今までまかりとおっていたことについて、行政はなんと説明するのだろうか。保険外であっても、国民の健康に影響が及ぶことを、医師が医療行為の一部として行なっていたことは事実である。早急に調査を行なうべきではないだろうか。
美容整形の一種だから、自己責任として片付けてしまっていいものだろうか。
広い意味での医療に関する広告規制のあり方と、保険外の医療内容に対する評価のあり方との双方から考えるべきではなかろうか。
この2つの問題は、まさに「切っても切れない」ものである。