母の夢 | HAJIMEのひとりごと

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最初にお断りしておくが、私はマザコンではない。これは自他共に認めるところだ。

しかし、不思議なことが起きた。

秋田の実家の泊まった日の明け方である。先月亡くなった母の夢を見た。

夢を見たというか、まさに夢枕に立っている状態であった。


夢の中では、実家の茶の間の中にいる状態だったのだが、母が私の目の前に立っていた。

「どこにいるの?」と聞くと、母は「ずっとここよ」と答える。

母は足が不自由だったのだが、ちゃんと立っている。

「歩けるの?」と聞くと、「体が軽くなって、とても歩きやすいの」と答えた。

その後も少し、話をした。

本当に不思議な夢だった。


この春に劇団四季のミュージカル「夢から覚めた夢」を見た。

霊界に行く人が待つ、霊界空港にはいろいろな人がいる。

その中に、お爺さんがひとりいて、奥さんが来るのをその霊界空港で待っている。

10数年待ち続け、奥さんがやってきた。そして2人そろって旅立つのである。

また、主人公のピコは、交通事故で死んだマコという女の子に一度魂を預けてこの世に戻らせ、マコにお母さんとのお別れを告げさせるのだった。

そんな夫婦愛や友人の愛を描いたミュージカルを見た直後、母が倒れた。


母とは一言も言葉を交わすことはできなかった。

しかし、夢の中で語ることができたのは、自分の意識によるものとは言え、とても不思議な体験だった。

父も言っていた。母の死後、父がひとりでうたた寝をしていると、大きな物音がして、目を覚ますことが何度もあったそうだ。

父は言っていた。「うたた寝をしていると、風邪引きますよ」と母が起こしてくれたのだろうと。