神無月十六日。
台風。
また彼奴がやって来た。
一昨日、
新作と定番品の荒木取りをする為、
材料置場の整理をしていた。
厚さ７０㎜強の染井吉野の板を置場から外に出したところ、
彼奴が。
「あっ、痛たたたたたたたっ。」
はぁーっ。
何かこの季節の恒例行事か？
山の神さんに、
痛み止め軟膏と湿布を施してもらい、
安静。
昨日、
そして今日。
天気予報で台風が此方に向かっているというので、
家の周りを片付け、
雨戸を閉め、就寝。
午前三時半過ぎ、
ご不浄の為起きる。
山の神さんはスヤスヤ。
雨音が激しいので眠れず、
そのまま下の部屋で、携帯TVで台風情報を聴きながら読書。
外が少しずつ白み始めたので、
裏の窓を開けて覗いてみたら、
げげっ、
もう少しじゃん。
山の神さんを起こし、
取敢えず貴重品と幾らかの着替えを用意。
工房の床の物を台の上に載せ、
車を直ぐ出せる様にし、
朝ご飯。
とある村の陶器屋さん からご心配メールが届く。
ありがとうございます。
午前八時、
雨が小降りになり、
川の水も少し引いて来たので、
山の神さんご出勤。
当方は家の周りをチェック。
と、
二階の屋根のトタンが、
風に煽られとたんどたんしていた。
はぁーーっ。
一昨日、
腰がギックリしたばかりなので、
屋根の上になど上がりたくないのですが、
我が家の前は街道筋の通学路、
まして横断歩道もあるので、
小学生の往来が。
致し方無し、
彼等の下校時までに修理しなくては。
これだけ錆びていたら飛ぶわなぁ。
まぁそれだけ古いからなぁ。
この写真だけだと長閑なんだけどなぁ。
午後三時半過ぎ、
屋根修理完了。
ほっ。
あっ、
今日は全県臨時休校だった。
午後五時前、
別の村の陶器屋さん からご心配メールが。
って、事でした。