頭痛、微熱、眩暈
重い頭をもたげて起き上がっても
眼はどこか焦点の合わない空中を見つめ
開いたままの口は渇いて色を失う
零れる涙は特に感情も無く
微かに漏れた嗚咽も掠れて声にはならなかった
まだ行き場の無い想いが迷い漂い
また私に帰って来て黒く小さくうずくまる
どこにも行かなくていいから
ここにいていいから
不安に震える小さな欠片は
行くあてなど無いにもかかわらずまだ逃げ道を探している
対面する自分
背を向ける自分
たくさんの鏡に囲まれるように
たくさんの自分に囲まれている
落ち着いて軽く微笑んでみても
死角で黒く微笑っているのもまた自分だ
追い詰められた果てに一握りの余裕が垣間見える
闇で魂の本質が生きている
底はまだ見えない
だからきっとまだ大丈夫