明かりを消して眼を閉じると
瞼の裏側のうっすらとした暗闇の上に
どこからともなく真っ黒な闇が覆い被さって来て
打ち付ける様な金属音に似たノイズに襲われる
静かに痙攣する身体は起き上がる事も叶わず
開けられない瞼に不安と恐怖が折り重なる
そっと顔に首筋に触れた指先は誰?
額に当たる肌の感触に少しだけ安心感を覚える
深く息を吐いてそっと眼を開けたら
そこはやはり暗闇の一部で
誰か…だなんて居るはずも在るはずも無く
溜め息をついて少しだけ泣いた
微かに思い出しそうになったものを押し込んで
気付かないふりをしてまた闇の中へ堕ちて行く
今度こそ最短で
暗闇の中へ…