さて、新月灯花が福島に行きはじめてもうすぐ10年です。改めて「原発事故とはなんなのか?」をマジメに考えたいと思います真顔


先ずは、事故を振り返るキョロキョロ

[なぜ爆発事故は起きたのか?]

電源喪失でポンプが動かず、水で冷やし続けなければならない核燃料を冷やせなくなったから。
逆に言うと冷やせさえすれば爆発は起きなかったのですね。

[なぜ電源が使えなくなったのか?]

津波による水没で非常用の電源が使えなくなったから。 
なにしろ非常用電源は地下にあったのです。そう、水没しやすい地下にです。

[なぜ水没したのか?]

防潮堤が役に立たなかった。
当時の福島原発の防潮堤で想定されていた津波の高さは5.7m。津波は少なくともその倍の高さの15mだった。


ここで衝撃の事実が!


《新月灯花的問題点①》

2009年に、国の原発審議会で地震研究センターの岡村信行さんが、過去の例を取って「今までとは比べ物にならない津波が来る!防潮堤を高くすべきだ」と提言を続けていました。
これに対して東電は、「過去の地震はあくまでも歴史上の事であり、設計上考慮する地震ではない」と言って防潮堤の強化はしなかった。
…嗚呼、ここで防潮堤の強化をしていれば…。

《新月灯花的問題点②》 

当時の東電社長の清水正孝氏は、「想定外の津波」をよく言っていたが、これは、ちょっと意地悪く解釈すると

「想定外だったので対処出来なくても仕方がない。私たちは悪くない。想定外の自然災害が悪い」

と聞こえてしまう。
でも、地震研究センターの岡村さんは想定してたし、提言もしてたんですよね?
百歩、いや、千歩譲って“想定外”だとしても、せめて非常用電源を水没しない場所に作る事は出来なかったのだろうか?


さて、爆発してしまった福島第一原発。何とか冷やさないともっと大きな被害が出る!


[電源を失って東電も国も対処法が無かった]

とにかく水で冷やさなければ!と、消防車やヘリコプターで水を掛けたが、テレビを見てる素人の私でも「無理だろ」と分かるぐらいフワァっと霧になって空気中に消えていく。
そこに登場したのが「大キリン」と称する52mのコンクリートポンプ車!
見事に注水に成功!

しかしだ!これを提案し持って来てくれたのは民間の土建屋さんの三重県の「中央建設」と中国の「三一重工」。東電でも政府でもない民間の土建屋さん。

当時の福島第一原発の吉田所長も「ヘリの放水も消防車の放水も申し訳ないが意味がなかった。セミのションベン。大キリンはいいです。あれが来てくれたおかげで助かった」と語っています。

当時、何も知らなかったので
、放射線を遮断する防護服とかや、遠隔操作のロボットとかが有って、なんとか収束出来るのかと思った。

ところが現実は違っていた。
いざ、事故が起こると近寄れもしないなんて思っても無かった。

「科学信者」は融け出した核燃料に近寄れもしない事にはどう思っているのだろうか?あれから10年経ってもいまだに近寄れない。原発稼働に賛成の人の言っている科学力ってどーゆーものなのか知りたい。


《新月的今回の結論》

コロナに慣れて、感染防止に弛みが出たように、直ちに影響がない無いと“まぁ、いっかぁ”思考が理性的思考を上回ってしまうのでは?(自分も去年の4月頃に比べると少し弛くなったのは否めないな) 
だから、まだ来てもいない地震に本気で向き合えないのがフツウなんだろうなぁ…。 
でも、国や東電がそれで良いのか?って疑問はありますけど。

と、まあ、このように『人間のだらしなさ』こそが原発事故の根本にあると新月灯花的には思っているのですよ。