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ingmscのブログ

蒼い空と、碧い海と、冷えた麦酒と、素敵な音楽と、穏やかな日々。

今日は6年程やっている3ピースバンド『hangover』で、久しぶりにスタジオに入った。

僕のシンプルなドラムに、くり(巨匠)のお腹に響くような野太いベースラインが乗り、ちょっとチューニングが狂ったディストーションギターのカッティングに、少ししゃがれたけんたの声が曲に命を吹き込む。

スタジオでは必ず三人が向き合って演奏し、眼が合えば笑い、下手くそな極上のグルーヴに身を委ねる。

そう、まさにその瞬間はロックンロールなんだ。

今日はけんたが持ってきた新曲と、2人で共作した曲を合わせたよ。

僕は彼が創るメロディーとシンプルなフレーズ、そして飾らないストレートな言葉が好きだ。

聴いていて、まるで彼の熱い想いが耳から入り脳を駆け巡って身体中に伝わってくるよう。

この名曲に合う演奏をもっともっと練ろう。

ここで奏でてる音と言葉は、誰かに聴かせるでもなく、陽の目をみるでもなく、ただ僕らが日々生きていく糧になるであろうモノでしかないかも知れない。

でも、それで良い。

今は住んでる場所もバラバラで、昔のように週に何回も下北沢で会う事も出来ないけど、こうして数ヶ月に一回、たった三時間、三人で音を出して至福な時間を共有し笑い合えることが幸せだ。

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最後の30分、恒例のカバーセッション。

今回は満場一致でoasisだった。



最後の一音を三人で出し終え、いつまでもその余韻を愛おしく抱き締めて乾杯。

では、また。

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尊敬する上司と人間の『死』について話した。

彼の父は昨年の今日、突然入院先の病院で亡くなったらしく、静かに話すその眼はどこか儚げなかった。



『会える時に多くの人と会った方が良い。もう会えない、と感じた時ほど後悔することは無いから』



そう笑って言える彼は強いな。

まぁ、そんな方からの誘いだったから今の会社で働いているんだけどね。

悲しみに慣れてしまう術を身につけられない2010年の秋。

五年経つのにまだあの後悔は消えない。



夕方、社用車のラジオからアイツが好きだった曲が流れてきた。

いつも、いつもあの小さな六畳一間の部屋で歌っていた曲。

数分前まで曇っていた空からゆっくりと注ぎはじめた西陽があまりにもキレイで眩しくて、車を停め眼を閉じると、10月6日のあの時の光景がはっきりと瞼に映し出されて涙が溢れてきた。



-陽はまたのぼり繰り返していく
僕らの上を通りすぎていく
生き急ぐとしてもかまわない
飛べるのに飛ばないよりはいい



康介、お前には今の俺がどう映って見えるんだ?



まっきいは酒が強くなったよ。

ひらばやしは一人暮らしを始めた。

かねこは相変わらず忙しそうだ。

はかせなんて結婚したんだぜ?

やっちんはこれからの事で大変そう。

はしづめはちょっと落ち込んでる。

さとみには彼氏が出来て幸せそうだった。

はるちゃんは沖縄に行くかもってさ。



お前が大好きだった友達は皆元気だよ。

お前はどうだ?



最後に聞いた電話口での震えた声で言った言葉が今日は耳元でずっと囁く。

『ゴメンな』って耳元でずっと囁く。

こっちのセリフだよ。



あの時、会いに行けなくて『ゴメンな』

仕事だからって言い訳して、バイクでたった10分の距離を避けて『ゴメンな』

お前が残した大切な人を守れなくて『ゴメンな』



もう会えないのは解ってる、

もう届かないのも解ってる、

『お前の書くことは暗い』って言われても、

他人に後ろから指さされて陰口言われても、

こうして言葉に書いて俺の中にお前を残したいんだ。

いつかの冬の日、2人で雪の中を歩いて裏の小学校の校庭に落書きをしたように。

聞こえてるか?





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肌を刺すような空気が辺りを包む中、ホットの缶コーヒーをポケットに忍ばせ屋上へ。

後輩(社歴は上なんだよね…)の相談を聞きながら自分の若い頃を思い出したりなんかして、寒さに軽く震えながら色んな話しをした。

結果、実のある話しが出来て今後のプランも練れたし、こんな感じでお互いが成長していければ良いな、と思う。



コーヒーを飲み終え、空を見上げるとfountains of wayneの曲が合いそうな透き通る青に冬の訪れを感じて、凍える手をポケットにしまった。

「何時の間にか夏が終っちゃいましたね…」

と彼がとても寂しそうに言ったので笑ってしまった。



今朝、玄関を開けたら富士山がキレイに大雪に包まれていた。

空に舞う吐息は白く色付いていた。





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今宵は敬愛する上司の結婚祝賀会 ~ DJ@知人の長男誕生祝い。

めでたいけど、ダブルヘッダー…しかも回し終わったらまた祝賀会へ戻らなければならないという過酷なスケジュール。



1軒目は行きつけの焼鳥屋さんで大量のCD(アナログじゃなくて本当に良かった…)を抱えながら乾杯。

祝賀会が焼鳥屋さんなんて渋いね、主任。

絶品な串物や一品料理(焼鳥屋さんなのに魚が美味しい)に舌鼓を打ちつつ、麦酒を3杯注入し後ろ髪を引かれる思いで一旦退席。

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タクシーを捕まえようやく選曲を考える。

会場に着いて、直ぐの出番だったので麦酒を傍らに置いてもらいながら大好きな曲を垂れ流す。

前以て『90年代の曲を中心に』と依頼されていたのに天邪鬼な僕は頭にツェッペリン~初期のストーンズという60年代アンセムをセレクトし、ようやく3曲目でblurを回してリクエストに応えましたよ。

中盤には、昼間久し振りに車で聴いてたBLOC PARTY(00年代)の『I Still Remember』~『This Modearn Love』を続けて回したんだけど、この時期に聴くとやっぱり染みますわ。



The La's~oasisで大円団(?)で終了させ、気付けば2時間。

クラブは大嫌いだけどDJはやっぱり好き。

疲れ果てカウンターにもたれながら初めてお会いしたマスターにようやく挨拶し、乾杯してからしばし談笑。

良いな、この店。

近々1人でフラっと来てマスターとゆっくり話そう。

他の誰と話す訳でもなく、写真を撮るでもなく、距離を置きながらカウンターでのんびり全体を眺めて退席。

再びタクシーに乗り込み、さっきまでの喧騒とツェッペリンの余韻に浸りながら愛おしいCD達と後部座席に沈み、眠気と戦いながら祝賀会へ戻る。



着いた頃にはもう皆出来上がってて、寝てる輩もいるけど、何杯目かわからない麦酒をすでに用意していてくれていた。

ん…?

誰かが居ない…??

と、思っていたら某取締役はキャバクラへ行ったそうな。

おい…あんたが帰って来いって言ったんじゃないか…

本日三回目だけど、先ずは乾杯、後は知らない…

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あんなに暑く肌を焦がした太陽は少しずつ色を変え、いつもより大分遅く秋が顔を出したと思ったら夕暮れはもう冬の匂い。

窓を開けると少し冷たい風が入り、懐かしくも切ない香りをデスクまで運んだ。



自動販売機でコーンポタージュを買い、屋上へ上がりヘッドフォンを付ける。

BECKの『SEA CHANGE』が流れる中、今日の悔しさを噛み締めて夕焼けを眺めていたら後ろに人の気配を感じ、振り返ると同僚がいた。

「ここに居ると思った。」

そう言って彼女は笑った。



僕は今の感情を見透かされた様な気がして恥ずかしくなり、また空を見上げるともう夕焼けは消えていたのでコーンポタージュを飲み干してデスクに戻った。

こんな時って、不安定な気持ちを隠せば隠すほど何かが自分の中で崩れて、足早に時間は過ぎ去っていくんだな。

遠くに見えた月と星がやけに輝いていた。

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