兵庫県は加古川市にございます、多木浜洋館・同比閣に行ってまいりました。

 

まあ!その外観にびっくり!なんです。

私は最近まで知りませんでした。

こんなものがあるなんて!

 

 

いきなり関係ない画ですが、道中車窓より、

天使の梯子、撮れた!爆  笑

 

 

瀬戸内海、播磨灘に注ぐ別府川。

漁船がたくさん係留していました。

 

 

 

 

 

クレーンが土砂を上げ下ろししています。

 

このあたりは、多木化学株式会社グループの工場や社屋がたくさん

建っています。

 

 

多木浜洋館・同比閣

 

多木浜洋館・同比閣 | 多木浜洋館は、兵庫県加古川市にある洋館です。 (befu-youchien.com)

 

こちら、見学は予約制。

案内の方がいらっしゃって、

詳しいお話や館内をガイドしていただけます。

 

ペンを持ってないよー泣き笑い

せっかくのお話が脳みそから出ていくー泣き笑い

 

 

多木化学株式会社の創業者多木久米次郎は肥料で財を成しました。

当時は干鰯ですね。

関西では綿花の栽培が盛んで、

干鰯はとてもいい肥料だったのです。

 

洋館の横に久米次郎の巨大な石碑があります。

肥料王!

この上に銅像があったのですが、

金属供出にあったというお話だったかと。滝汗

肥料王の文字、よく見ると「王」の字が

「主」になっているのです。

2.26事件で暗殺された斎藤実子爵の揮毫であったため、

狙われちゃかなわんと、

「王」に点をつけたそうです。

 

 

残念ながら、館内を一歩入ると撮影不可ですので

外観ばかりになります。

 

 

 

なんと!全身、銅板貼りです!

 

 

 

 

 

多木浜洋館・同比閣は多木久米次郎が建てた迎賓館です。

地元では通称「あかがね御殿」と呼ばれているそうです。

 

大正7年に着工かな。

中断をはさんで、昭和8年に内装工事が完成。

設計者は不明。

 

 

 

 

煉瓦塀も堅固ですごい!

イギリス積みで積み上げてあります。

 

 

この門もすごい!

重厚な石造り。

蟇股や腕木もすべて石ですね。

扉は銅製です。

 

 

窓の小庇もちょっと独特。

 

 

 

 

 

門扉も銅製。

左右に鳳と凰。

この扉は隠していて、金属供出を免れたそうです。

 

ここでカメラをカバンに入れてしまったので

スマホ撮影になります。

 

 

 

 

 

 

 

✖印みたいなのは、神代鍬と言われるもので、

会社のトレードマーク、社章みたいなものかな。

からすきを交差させた図案だそうです。

 

撮影はここまで。

写真がないと説明しにくいなあ悲しい

 

玄関は大理石がふんだんに使われています。

ステンドグラスはティファニー製と思われるそうです。

階段親柱もゴージャス。

1階大広間でお話を伺います。

いいお話を聞くことができました。

(が、半分ぐらい忘れてる)

この部屋がすんごい。

床は寄木張り。

天井は格天井でそれぞれの枠に見事な植物の彫刻。

これが彩色されていて、まあ見事!

壁のクロスは西陣織。

柱は角柱でイオニア式の装飾が施されています。

2階の客室の床がまた意匠を異にする寄木張り。

こちらの天井は折り上げ格天井。

ここにもひとつひとつの枠に植物の彫刻あり。

彩色はされていませんが、

これはこれで素晴らしい。

 

うーん、伝わらないね。ショボーン

 

 

 

 

3階にベランダがあったのですが、

台風やったかな、損傷したので現在は部屋になっています。

その名残、欄干が残っています。

 

銅板張りは潮風から守るためと考えられるそうです。

窓は潮風で傷んでしまったので、

惜しいことにアルミサッシになっています。

 

 

お土産に買ったクリアファイル。

ドローン撮影された全体像です。

image

 

何風とも言えない、独自のスタイルです。

貴重な珍しい建物を拝見させていただきました。

 

実は、見学予約時間を間違えていた私チーン

思い込みって怖い笑い泣き

見学時間まで、たつの市に行ってきましたが、

1時間の滞在でした笑い泣き

また書きますね。