六華苑 続き

洋館でーす!

 

 

洋館の設計者は、ジョサイア・コンドル!

和館の設計者は大工棟梁の伊藤末次郎です。

書き忘れていましたが、六華苑の洋館、和館は重文です。

コンドルと言えば、現存しませんが有名なのが鹿鳴館。

私は今までに、ニコライ堂、旧岩崎邸庭園、旧古河邸庭園を見てきました。

ああ!岩崎邸、もう一度見たい!

お弟子さんには辰野金吾、片山東熊、曽禰達蔵らがいます。

コンドルは絵がうまかったようで、スケッチ旅行をしたりしていたそうです。

来日後、河鍋暁斎のお弟子さんになったとは驚きですね。

 

施主の二代目諸戸清六氏は弱冠23歳で61歳のコンドルに

設計を依頼することになります。

諸戸家は岩崎家とは旧知の仲だったようです。

 

 

この塔屋がなんといっても、インパクトあり、素敵です!

ムーミンハウスみたいですね照れ

窓上部の装飾が1階ごとに違います。

 

 

窓ガラスが曲面です。

当時の日本では技術がなく輸入品です。

白い鎧戸も洋館らしくて、水色の外壁にあっていて、かわいい。照れ

 

 

換気口は家紋の鷹の羽。

 

 

玄関ホール

車寄せは戦災にあったため、玄関扉のステンドグラスなども

復元されています。

 

 

この床タイルは無事だったそう照れ

 

 

トイレも同じタイル。

輸入物ですが、コンドルだから英国産かな。

岩崎邸ではミントンのタイルが使われていましたね。

素敵でした。

こちらのタイルもコンドルらしさが出ていますね。

 

 

 

階段の手摺子。

下から、5本、4本、3本となっています。

 

上がってしまうと、5本にもどっていました爆  笑

 

 

 

ドアノブ、こまみたい。

 

 

客間

壁紙も素敵。

ザ・洋館なお部屋。

 

 

暖炉の青いタイルも素敵。

 

 

ベイウィンドウの窓辺。

ここで読書やお茶飲んだり~デレデレ

って本もろくに読まないしい、

こたつでコーヒーか酒すすりながら、

ブログ書いてるしい、

すぐに横になっちゃうしい、

おしゃれじゃない私は憧れるだけです爆  笑

 

 

ベランダのタイルも同じやつだ。

やっぱり素敵ラブ

 

 

向こうは食堂。

引き戸で部屋を区切ることもできます。

引き手がかわいい。

 

 

スイッチ。

菊の文様です。

 

 

シーリングメダリオンも各部屋で違います。

優美だわ。

 

 

塔屋の中。

丸くなってます。

手前は四角いので、

前方後円墳的な爆  笑

 

もちろん天井もまる。

 

 

ガラス窓も曲面。

 

 

塔屋2階の螺旋階段。

大正2年なので、クラシカルですね。

 

 

 

 

暖炉も各部屋で意匠が異なります。

 

 

ねー、優美でしょう。

このへんにもコンドル、舶来のセンスが表れている気がします。

 

 

サンルーム

ここで読書やお茶を~。

いやいや、ロッキングチェアで昼寝かな。

 

 

張り出したベランダが優雅なんですよね~

 

塔屋といい、絵に描いたような洋館でした。

 

 

六華苑を出て、

ありゃ、何じゃポーン

スターウォーズに出て来そうびっくり

中からクローントルーパー出てくるよ!

長良川河口堰、というやつでした。

 

 

帰りはマジックアワーの空でした。