花街があった、元林院町
花街の面影を残す建物が多く残っています。
いづみさん
玄関 看板、いいですね。
足元には、敷石。
ブロ友さんに教わった、あられこぼしのようです。
玄関引き戸も素敵!
柱の根本に錺金具がついています。
これも、奈良町屋でよく見かけました。
このお隣が、絹谷家
もとは、「萬玉楼」という置屋さんでした。
3棟の主屋からなっています。
北側から、大正期の数寄屋建築
2階、窓の木枠がおもしろいですね~!波々になっています。
こちら真ん中は、江戸時代中期の町屋
調査により、棟札が発見され、
奈良市内の町家としては最も古い部類となる寛保2年(1742年)5月16日に完成したことが
明らかになったそうです。
ただでさえ、細い道で、工事もされていて、写真がうまく撮れませんでした。
とか言いながら、遠慮なく撮ってるけど
この格子がめっちゃ渋い!
台格子と言われ、横架材に直接竪子が組み込まれています。
格子の意匠は、子持格子。
丸太格子でもあります!
奈良町とその近郊に見られるので、
「法蓮格子」や「奈良格子」とも呼ばれています。
この格子の貫が、ほれぼれする~!
現場でうなってしまいました。
相当、頑丈にできていると思います。
ここも、柱根に錺金具がついています。
南側主屋は、明治初期の町屋
あってる?
3棟並んでるので、どこからどこまでか、
わからなくなりました
あってると思って、話を進めます。
換気口もちゃんとおしゃれ
雨樋、漏斗の透かし彫りが美しい。
少し先には、明秀館があります。
こちらも、萬玉楼と同じく絹谷家が明治中頃に始めた料亭だそうです。
離れて見てみると、なんかいますよ!
狛犬とか、シーサー的なものでしょうか。
ここの換気口もかわいいです。
ここも台格子ですね。
出桁造りですが、野地板が張られています。
こちらの出桁は垂木が見えています。
細格子です。
太い丸太格子より、洗練された意匠となっています。
ちょっと早いけど、ランチにしま~す。