あべのハルカスのハルカス美術館では

ただいま、カラバッジョ展が開催中。

カラバッジョの「リュート弾き」という絵の前で

本物のリュートの演奏が聴けるという、特別展覧会に行ってきました。

 

その前にちょっと寄り道

新世界方面へ

新世界と言えば、大阪でもディープな場所で

子供のころは行ってはだめと言われていた場所です。

今や、若者も親子連れも外国人もたくさんいらっしゃって、楽しんでおられます。

実は、大阪人でありながら私、ほぼ初めて行くかもてへぺろ

 

治安の悪い以前と変わったとはいえ

先住民的な自由な方たちはいらっしゃいます。

身も軽く、手ぶらでラフな格好の方や

一人で何か怒っていらっしゃる方

 

歩きながら、視線はあくまでまっすぐ、自然な感じで軽~く

自販機のおつり口をチェックするオジサマに遭遇しました。笑い泣き

 

 

 

 

天王寺動物園

日本で三番目に古い動物園だそうです。(一番は上野)

大正15年に開園ですが、大阪大空襲の被害を受けました。

動物たちも犠牲に。。

 

(アクリル板超しなので、映り込みがあります)

この円形の入口

開園当時のものかはわかりませんが、

歴史を感じます。

 

そして、目の前が新世界です。

 

 

 

このお店は派手でもとの建物がわかりませんが、

高欄には松の透かし彫りが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

袖看板も渋いレトロな、喫茶ドレミ

 

 

そんな中、こちらは 登録有形文化財の ギャラリー再会(旧 喫茶再会)

昭和28年竣工

バルコニーが素敵ですね。

ねじねじの柱が目を引きます。

 

大阪のシンボル

通天閣

 

1F部分の天井画

 

初代の通天閣は、凱旋門とエッフェル塔をミックスした形で、

パリの街をイメージしてたようです。

通天閣中心として、新世界の北側部分は放射線状になっています。

大衆演劇場もあり、ポスターが貼られています。

 

私が一番気になっていた、

新世界国際劇場

もともとは昭和5年に建てられた、芝居小屋だった南陽演舞場の建物を改修。

昭和25年に映画館としてリニューアルオープンしたようです。

今も1000円で入れ替え制ではないようです。

確認していませんが笑い泣き

地下の劇場は、アレ系でして、画像自主規制しております。

が、上のモザイク部分、手書きです!

結構、お客さんの出入りがありまして、

建物正面から撮れませんでした滝汗

オジサマが出てきて、颯爽と自転車で帰って行ったり。

チケット売り場にはカーテンがかかっています。

 

看板の文字も手書き

丸窓の面格子は、「南陽」です!

波型文様もおしゃれ!

 

横から見ても、素敵な近代建築の姿を残しています。

 

 

こちらは東映の映画館です。

ここも、看板の文字が手書きです。

梅宮辰夫さん主演の「かも」、「北海の暴れ竜(深作欣二監督)」が上映中です。

渋い!!

 

 

新世界を楽しんだあとは、ハルカス美術館へ。

美術館が商業施設に入っているのは、外国では珍しいと聞いたことがあります。

東京では、サントリー美術館や森美術館がありますね。

 

 

 

カラバッジョ展

「リュート弾き」

このリュートという楽器はルネッサンス、バロック期に流行った楽器。

フェルメールも描いていますね。

手入れにもお金がかかり、調弦も難しく、音が小さいなどの理由で廃れてしまいましたが、

今も制作者の方がいらっしゃるとの情報をいただき、それは素晴らしいことだと思います。

優しく、切なく、甘く、心に染み入るような音色。

行ったことはありませんが、当時のイタリアの街並みが見えるようでした。

すっごく、素敵でした!

 

 

ハルカスから見た夜景

手前が天王寺公園

真ん中あたりが大阪市立美術館

奥に通天閣

ミナミとはまた違った顔を見せる天王寺です。