三百六十六話  ニ宮翁  夜話より | コール通信 UsuiTukasa

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       一草で万里を究める

 翁のことばに、世界万般、みな同じ一理
である。だから私は、一つの草で万里を究
める。・・・・・・・・・・・・・・・・


感想
この一話は、儒書に、「その書、始めは一理
を言い、中は散じて万里となり、末また合し

て一理となる。これを放てば六合(天地四方
)に弥り、これを巻けば退いて蜜に蔵る。そ

の味わい窮まりなし。」とあるのをニ宮翁が
一草で例えられた話です。この自然界の中に

あるものはみんな同じであり、たとえば一つ
の草のことでいうことは、すべてのものに通

じるということでしょう。
余りにもいまはこの宇宙も膨張し果てしなく

大きくなり、一理ですべての理が解けことを、
始まりからあまりに離れ過ぎて、すべてが、

繋がっていることが分からなくなったのでし
ょう。宇宙の始まりが137億年前と推察さ

れているそうですが、元はみんなひとつだっ
たようですから、ちょっと話しが飛躍しちゃ

いましたが、万理は一理で語れると言うこと
ですね。

ウスイツカサ